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今のカイザーセッティングの元はカーコンポにあった?!



 カーオーディオに関してなんですが、仕事帰りの道すがらに、

 どうも息子の口から出てくる言葉に納得が行かなくて質問してみました。

 「お前はカーオーディオについても確固たる考えを持っているようだが、

 どこでどうやって、何をベースに得たものなんだ?」。

 『何を言ってるの・・・!?』。

 『自分で赤いゴルフに凄いカーコンポを付けてたじゃない!』。

 『あれがあるから、俺は直接音と間接音のバランス感覚が身に付いたんだよ』。

 「なるほどそういえばそんな事があったよなぁ・・・」。

 
 記憶に薄いのは、もっぱら妻の通勤用に買った車だったものですから、私が乗る機会はほとんどなかったのです。十数年前になりますが、当時ブリジストン系のあるカーショップに腕の良い男がいましたので、そことタイアップして私がデザインし、施工をお願いするという外注方式でカーオーディオをやっていたのです。

 そのデモカーとして、ダイナベクターのアナログディレーを付けて4チャンネルで組んだんです。その中にはチャンネルディバイダーも入っておりましたので、当然後ろのユニットからは高い音は出さずにサブウーハー的な使い方をしておりました。それも自然なアナログ回路で遅延処理をした間接音ですから、ふくよかで大変心地の良い音でした。

 私と彼がその車に一緒に乗る事は一度も無かったので、カーオーディオと彼との結びつきに気がつかなかったのです。母親の運転するその車の中で、自在に音を操れるその楽しさは、当時高校生の彼にとってはこの上なく夢を膨らませてくれたのでしょう。

 私は商売、彼は純粋に好きな音楽を聴いていた訳です。

 その話を聞くと、私よりゴルフのそのコンポの音の事はよく知っていて当然です。

 今のカイザーのセッティング技術はカーコンポと共にあったとも言えます。


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