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SOUND HOUSEさんを訪ねました。



 青森と秋田の県境に近い岩手山のふもとにサウンドハウスさんはあります。東北の中では老舗として知られていて、一関サウンドフリークスの佐藤さんや、盛岡ステックスの加藤さんの有名どころ二人がそこの卒業生と聞かされビックリしました。


 クラスAのセミナーに参加するべくブラックスのアンプとスピーカーで仕上げたデモカーを完成させたばかりだったのに、雪模様でタイヤの履き替え予約が殺到して出席出来なくなったことを大変残念がっていました。

 『だから、是非ともカイザーさんにその音を聴いて欲しい』

 その車はベンツのA-160。



 珍しくも管弦楽をいきなり聞かされたのですが、そのリアルな楽器の音色には正直度肝を抜かれました。この音色は相当音楽を聴き込んだ方でない限り出せないはずです。私も結構な数のカーオーディオの音を聴いてきましたが音楽を感じさせて貰ったのはそう多くはありません。少なくとも3本の指に入る音楽性豊かな音でした。

 そんな話をすると生演奏は好んで聴きに行くとのこと、それなら、納得!、納得!。

 そんな素晴らしい音の中で一つだけ気になったのは、スピーカーまで音楽信号がイヤイヤしているようにじれったさを感じたことでした。私の場合は普段から飛び切り抜けの良い音を聴いていますので、常人では気がつかないレベルのところまでステレオのコンディションが見えてしまうのです。

 「ケーブルはどんな物をお使いなのですか?」。

 『メーターあたり100円です』。

 35万円のスピーカーと50万円のアンプに100円のケーブルとは何という組み合わせでしょう。もったいない事この上ありません。安いケーブルで良い音を再現出来ればそれに越した事はありませんが、そうは問屋が卸しません。

 「アンプもスピーカーも届けられたケーブル分の音しか再現出来ません」。

 「是非ミュージックスピリットのケーブルを試してみてください」。

 東京に帰りますと、即スピーカーケーブル(Double Accele)の注文を頂きました。





 2度目の訪問

 スピーカーケーブルをMusic SpiritのDouble Acceleに換えたら『凄く良くなりましたよ!』と嬉しそうな声で高橋さんから電話を頂戴しました。

 俄然、燃えてきたので、『次はピンケーブルを交換してみようと思います』

 嬉しいじゃありませんか、こんな電話は

 仕事していて充実感を感じる時です

 プロセッサー内蔵ヘッドユニットでの2ウェイマルチですので、ちょっと長めのケーブル3.6kaiser(3.78m)が必要です。このカイザー単位に初めは戸惑いを感じるようですが、今ではすっかり『何カイザーでお願いします』と慣れた口調で注文を頂けるようになりました。

 そうこうしている内に、盛岡で勉強会を開く事になりましたので、翌日は楽しみにサウンドハウスまで北上しました。私が来るという事をお得意さん何人かに声を掛けて下さっていたので、お店は多くのお客さんで賑わっていました。

 『このところ毎日のように音の調整を楽しんでいるんですよ』。

 『スピーカーケーブルとピンケーブルをMusic Spiritで揃えると、位相が揃って生の音にドンドンと近づいて行きますね』。

 『すっかり、このケーブルの魅力に取り付かれてしまいました』。

 そう仰るだけの事はあって、その音は以前と比べてさらに素晴らしくなっていました。正直言って私のプジョーの音より良くなった部分が沢山あり、失礼かもしれませんが、まぐれが連続して続かない限り、こんな音にはならないと思えるほどの素晴らしいサウンドです。

 とにかく音色が自然です。スピーカーから発しているはずの音なのに、私の脳が楽器をイメージしてしまうほどですから、高橋さんの音楽を構成する脳の組織は、私のその部分ととても良く似ているのでしょう。これだけの音を作れるのだから、こういう人はどこのスピーカーであってもアンプであっても、素晴らしい音楽に変えてしまうはずです。

 初めて伺った時には現在のカーオーディオシーンに疑問を感じ憂えていたところもありましたが、それはそれ!、『自分のなすべき事をもう一度真っ直ぐに進んで行きたい』と強い意思を述べられていました。

 高橋さんが本領発揮したら、この先どんな音を聞かせてくれるのでしょう・・・。また一人、オーディオと音楽を理解し合える人が増えたかと思うと、私も嬉しい気持ちになります。またお会い出来る時が楽しみです。


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