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骨董品からの発見



 陶芸家の吉永さんからメールを頂きました。

 ----- Original Message -----
 From: <M.Y>
 To: <info@rosenkranz-jp.com>
 Sent: Friday, June 13, 2008 8:39 AM
 Subject: 骨董品からの発見

 吉永です。
 
 お世話になっております。

 名前も決まりホッとしております。イメージを伝えて下さった貝崎様のお客様にも御礼をよろしくお願いいたします。


 骨董品からの発見

 実は私なりの発見なんですが、余りにも運命的だったので感動いたしました。昨日、知り合いの自宅にオーディオの事でお伺いしたところ、立ち姿の美しい火鉢が鎮座しておりました。

 私は幼少の頃より沢山の地元の名工作品を見ておりますので、誰の作品なのか直ぐにわかるのです。その作品は二人の天才の合作で、ロクロ成型が有田の歴史史上で天才と言われた井出金作。デザイン、絵付けは 、これまた天才の北川伊平と言うダブル巨匠の作品で最近は滅多にみることができません。

 しばし鑑賞しておりましたところ、あることに気が付いてしまうのです。昔の作品はもちろん薪で焚くのですが、よくよく見ますとどちらの方向から熱源が当たったのか私にはわかります。これが現代のガス窯になりますと、流石に私にも判別が難しいのですが、微妙な絵の具などの発色で解読できるのです。


 焼き物も戸籍順番でエネルギー変換が起きている

 その火鉢が私にもたらした情報は沢山あるのですが、1番はエネルギー、熱伝導です。火鉢の中を見ますと、かなり使い込まれた後がありましたので容易にわかりました。

 カイザーさんが言う通り、熱源が当たった方向から直線的な放射状に扇型にしみが出来ているのです。したがって焼結が早かった所がしみが大きい景色になっております。やはり焼き物も戸籍順番でエネルギー変換が起きている証拠だと思います。

 以前つくりました焼き物のインシュレータの精度や今後の窯炊きのノウハウに非常に参考になりました。

 カイザーさんとの出会いにより様々な発見や感動が沢山ございます。

 実は二人の巨匠は私と嫁の先祖にあたります。

 これも運命的であり必然的だったのかと思った次第です。

 吉永 誠


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