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”瀬兵音鏡”は写真よりも絵画の描写に近い印象



 ----- Original Message -----
 From: Y.F
 To: info@rosenkranz-jp.com
 Sent: Tuesday, July 29, 2008 1:29 AM
 Subject: 瀬兵音鏡の感想

 貝崎様、お世話になります。

 瀬兵音鏡の感想です。こんなにハッキリ変わる物だとは思いませんでした。聴いてみて最初に感じるのは、音の伸びやかさです。そして音の厚みと滑らかさです。他の方々と多分同じような感じで、あとエネルギー感と音数だの多さだと思います。

 しかし、最近よく例えられるような、10万画素が100万画素に、と言うような単純に情報量が増えた。というのとは違います。写真よりも、絵画の描写に近いように感じます。

 絵を描く場合、単に緻密に描写すればリアルになると言う訳ではありません。細かいディテールを描き込むのと同時に、遠い所から見直して全体のバランスを取る。そしてまた描きこむ、また離れて見る。の繰り返しです。

 離れて見る時に、遠い所、前に出てくる所、明暗、強い所、ハッキリしない所等、全体のディテールとバランスを修正、描き込みをしないと、どんなに緻密描きこんでもリアリティーのない変な絵になってしまいますし、またそういう描き方をするので、写真と違い、描き手の見え方や気持ちまで同時に表現されてしまいます。

 瀬兵音鏡の変化は、画素数が上がるというより、描き込みが増える方に近いと感じました。製品としての見た目の出来は、ローゼンクランツらしい洗練された美しいものです。ですが、音質というか音楽の方向?に関しては貝崎さん一人で作られる製品とは少しだけ違う感じも受けました。

 正直な話、微妙な印象の違いです。特にスピーカーアタッチメントや、ナイアガラシリーズにはっきり感じるのですが、システムが、演奏者や歌い手になってしまう。技術、想い、感情、力、等で、聴き手に表現し、訴えかけ、迫って来たり癒したりして来ると言う印象があります。

 瀬兵音鏡ですが、上手く言えませんが、少し聴き手寄りというか、一歩下がって客観的に見ている部分?そうですね、こういう風に聴こえているだろうというか、難しいです。ちょっとした印象の違い程度なので私の思い込みの範疇かもしれません。決して違和感があるわけではないのです。出来るだけ細かい感想をと思い、聴いていて何となくレベルです。

 あと余談ですが、瀬兵音鏡のエネルギーは機器にも効くようです。(気のせいかな?)プレーヤーの上にしばらく載せてみたのですが、さらにきめ細かく、表現力が増す感じがしました。

 最後に、焼き物の事もたくさん勉強されてきたそうで、貝崎さんの好奇心と向上心には頭が下がります。何か新しい予感を感じさせられます。今後も楽しみにしています。

 Y.F


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