トップ情報その他の製品CDの音質改善器”瀬兵音鏡”焼き物の町、有田、伊万里へ行って来ました

焼き物の町、有田、伊万里へ行って来ました



 瀬兵窯の社長に鍋島藩の関所跡を案内してもらいました。

 藩窯は17世紀後半に有田から山深い大川内山に移され、廃藩になる明治初期まで約200年間秘密の窯として厳しく管理され、位の高い人達への献上や贈答などの目的の為に作られ、決して市場に出回ることは無かったといいます。

 関所の奥の山には霊気が宿っているように感じました。その日は雨だったせいもありますが、まるで水墨画を見ているようです。

 その一体は自然がそのまま残っていて、今では滅多に見かけなくなった蛍や糸トンボなども一杯いるそうです。

 その後、有田町にある焼き物館を案内して頂き、大いなる刺激を受けました。

 焼き物については全く素人の私ですが、創作性溢れる現代の焼き物よりも、鍋島藩時代の精神性を感じる焼き物に引かれました。

 吉永氏が尊敬する陶芸家が90歳を越えて作った作品が、焼き物館の玄関の取っ手になっているので見て欲しいと勧められました。

 王道の龍と鳳凰を描いたその作品の迫力には圧倒されました。


 その自然な筆の運びから生まれた線には魂が宿っています。90歳を越えてこのエネルギーは信じられません。正に無念無想であり天下無敵の感があります。


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