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その5 A&Vvillage No.61 広告掲載誌送付の挨拶文


 今年も桜の季節が通り過ぎ、新入学シーズンから、夏のボーナス季節へと商戦は移ってまいります。昨今は以前のような夏のボーナス商戦の熱気はありませんが、チャンスは少しでも生かしながら、堅実な商戦を続けていきたいものです。

 今回の試聴は、オーディオ分野では「3,000円以下のスピーカーケーブル」、ビジュアル分野では「プロジェクター」の視聴を実施しました。商戦を盛り上げるには、豊富な新製品があればやりやすいのですが、特にオーディオ分野の新製品は減っており、限られた材料の中での商戦となりますから、様々な素材を組み合わせての複合的利用や、新しい工夫に満ちた主張などで、より話題を盛り上げて行かなければならないでしょう。

 オーディオ分野のケーブル試聴は藤岡誠先生の提案により、あえて3,000円以下のケーブルに照準を合わせてみました。昨今では価格にもよりますがケーブルの分野でもクライオやX処理をするなど、今ある素材に何らかの処置をして音質を向上させるという、プラスオンによる楽しみ方も増えています。今ある商品を使って少しでも話題を盛り上げて行くにはこういった方法も有効なものの一つでしょう。

 プロジェクター視聴では、価格が安くてもなかなかいいものがあることが確認できました。プロジェクターによる映像の世界ももう少し伸張させていきたいものです。

 変わったところでは「カイザーサウンド」が提案している「音のいい長さの単位」=1カイザー=1,05mを使いやすくするための「カイザーゲージ」が出来上がりました。このカイザー単位はA&Vvillageも全面的に応援している単位ですが、アンプの内部配線から最終的なスピーカーケーブルまでこの単位でケーブルを切断していきますと、ここには今までのオーディオやビジュアルとは違った世界が出現するはずです。

 通常の長さの単位はメートルにしろフィーとにしろ、尺にしろ、それは単純に長さの単位でした。人を基準にした長さであったり、それは長さというものを便利に利用する単位でありましたが、カイザー単位は「音の良くなる単位」という、新しい概念の単位です。切る長さで音が良くなるというのです。

 その単位はメートルでいうと1,05mこれを1カイザーとして、この倍率でケーブルを処理していきます。たとえば倍くらいの長さが必要なら2,1m、半分くらいが必要なら0,575mというように使っていきます。現在のオーディオ業界から後世に残るような長さの単位が定着すると凄いですね。この素晴らしさが、本当の素晴らしさとしてこの業界に定着すると、また新しい世界が広がって行きます。工夫や発見はいろいろなところから出てきます。こういった新しい芽を大切にいたしましょう。

 A&Vvillageは、こうした新しい発見にも全力で取り組んでいきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 有限会社 コスモヴィレッジ
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