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その19 カイザーウェーブは「1/fゆらぎ」?


 カイザーサウンド
 貝崎静雄様

 スピーカーアタッチメントをお送り頂き誠に有難うございました。試聴結果の感想を含め感謝の気持ちを表す意味で下記に感想をまとめてみました。先ず、貝崎さんに発注したスピーカーアタッチメントの出来上がりを待つ間に、カイザーウェーブ理論に基づくスピーカーの再セッティングを自分なりに行ってみました。

 最初にスピーカー間の距離を実験しました。スピーカーユニット間の距離は、それまで160cmだったのですが、それを1.5カイザー(157.5cm)に修正、移動してみました。すると音がキッチリと中央に定位し、かつ気持ちの良い音になりました。たった2.5cmの移動でした。

 続いてスピーカーの前後の移動ですが、この場合には場所的な制約があって、小さく古い木造一軒家の事とて奥の壁際からあまり前へ出すと、スピーカーが大きいために部屋の入り口のドアを塞ぐことになることや、スピーカーやアンプの床下は特別の補強工事をしてあるのですが、前への移動により補強していない床の部分にかかって床が重量に耐え切れない恐れがあるので、生活上許容できる範囲で0.025カイザー(2.625cm)の山谷を意識しながら移動しては試聴を繰り返しました。

 そして、もっとも気持ちの良い音が出たと思われるところで良しとしました。それまでセットしてあったところからは10cm弱、前へ移動しただけです。

 最後にスピーカーケーブルの長さが235cmあったのを、2.2カイザー(231cm)に切り揃えました。このスピーカーの前への移動と、スピーカーケーブルの長さの変更により、気持ちの良い響きが増したと感じました。

 以上の小生のシステムの再セッティング結果から総合的に云えることは、一般に「良い音に変身する」という場合の「良い音」には無数のニュアンスがありますが、カイザーウェーブ理論を実践した場合の「良い音」とは、例えば「低域が締まる」とか、「中音域が充実する」とか、「高音が伸びる」とか云うような類の音質変化ではなく、「気持ちよく音が流れ始める」、「音の響きが増す」、その結果、「聞いていて気持ちのいい音になる」、いつまでも聴いていたい音に変身する」というニュアンスのように思われます。

 ところで、「気持ちの良い音」の代表に「1/fゆらぎ」の音があります。「1/fゆらぎの音」は小川のせせらぎの音に代表されるように、人間にとって大変に心地良い音です。もしかすると貝崎理論による1カイザー105cmの単位は、何か「1/fゆらぎ」の数値とも関係があるのかもしれません。

 貝崎さんのこれからの研究に期待したいと思っています。


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