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そんな中で、私との間で1回だけ衝突がありました。
私は別誂えのステンレスリングに止めたツイーターを、表から付ける事を想定していたのですが、息子は同じステンレスでも四角い板を挟み込み、内付けにして表から2本のネジで引っ張り込む方法を主張したのです。
『ツイーターの能率が2dB低いのをカバーするには、ある面積の金力(かねぢから)が必要なのと、バッフルをホーン形状にしなければ力負けしてしまう』と言います。
そのことには大賛成ですが、長方形の金属プレートを僅か2本のネジだけで引き込むことによる不要共振を心配したのです。
『完璧に計算された箱だったら、不要共振など起こらないのは、親父自身が一番知っている事じゃないか!?』
『それに、内付けだったらユニットのメカニカルフェイズを合わせるにも板の厚み分だけ有利になる』。
『”和音セッティング”だの、”加速度筐体”だのは、どこの誰が言ったのか!?』と食って掛かられ、グーの根も出ませんでした。
今までにも、このように意見が食い違った事は多々ありますが、その多くは理詰めの息子に軍配が上がっており、最近の私の勝率は2割位です。
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