トップ情報スピーカー小型2ウェイスピーカーの最高峰に挑戦スピーカースタンドの図面が完成

スピーカースタンドの図面が完成



 ”響きや潤い”を設計に上手く利用

 設計の根幹が”生のドラムに迫る音”なので、迫力ある太鼓部分の音と同時に、ブリリアントなシンバルの音も狙います。そのリアルな金っ気音については、スタンドの金属脚の部分にも担わすつもりです。

 素材や形状によって生まれる”響きや潤い”は得てして悪者のように思われがちですが、全てがそうとは限らず、楽曲に上手く融け合った時には聴き手はリアルさを感じたり魅力的に想えたりするものです。



 名機といわれる物は偶然やツキも含めて、すべからくそういう条件を満たした物であるという事を認識して頂きたいと思います。

 スタンドの脚部分については、そこらあたりを踏まえた上で、積極果敢に設計しました。もちろん、”カイザーゲージの数値”を盛り込んだ”和音設計”の採用は言うまでもありません。


 品薄のフィンランドホワイトバーチ合板

 いつものスピーカーエンクロージャーをお願いしているところに、フィンランドバーチ合板での見積もりをお願いしたところ、材料が順番待ちで入らないのだそうです。

 『材料持込でお願い出来ませんか?』と言われました。 

 「おいおい待ってくれよ!、そっちの方が調達のプロだろう!」・・・の心境です。


 在庫を持っているところを探していると、『向こう一年は仕事が一杯で請けられません』というところがあるかと思えば、業種によっては『仕事が少ない』と頭を抱えているところもあったりで、本当に今の時代複雑です。

 これ以上コストを抑えようがないというほど工夫した設計にも拘わらず、戻ってくる見積もり金額を見ると、金属にしても、木製品にしても、何もかもが値上がり傾向にあり、かなりのコストアップになりそうで私も頭が痛くなってきました。


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