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練りに練ったつもりでも問題は必ず発生
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広いはずの車に入らない |
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注文していた合板の入荷連絡を受けました。スタンドの分まで入れると、板厚が12ミリ、15、24、30と4種類にもなってしまいました。
サイズは四、八(しはち)と言われる物で1210X2420ミリです。半分に裁断をお願いしていたのですが、いざ取りに行く段になると車に入るのかちょっと不安になったので、コンベックスで計ってみる事にしました。
不安は的中!。タイヤハウスの部分が邪魔をして入らないことが判明。出来るだけ無駄が出ないように再度カットをお願いして、オメガワゴンに積んで多摩地区の木工所まで運び込みました。
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コストアップと妥協の狭間に陥った時 |
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打ち合わせの段階でここでも問題発生。一ヶ所だけどうしても既製品の刃物では加工出来ないと指摘されたのです。それはツイーターのホーン効果を狙った角度の部分です。
「特注の刃物を作るか?」、その部分だけ「NC旋盤を使うか?」のどちらかです。拘った設計にすると、必ずといってよいほどこうした事が出てきます。ほんの僅かな事なのにコストだけが大きく跳ね上がってしまうのです。
実はこのポイントこそが良い製品が出来るか否かの分かれ道になります。そのほんの僅かなところが製品の完成度であり、魅力に繋がる部分なのですが、ほとんどの場合は「価格が高くなると売れ難くなるのでは・・・?」との思惑が働き、だんだんと骨抜きになって行くのです。
営業サイドの意見が強いと、往々にしてこの方向に流れて行きがちです。しかし、今回の場合、既に大風呂敷を広げている関係上、妥協出来ない縛りがあったので迷う事無く一直線に進む事が出来ます。 |
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