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身辺整理を兼ねてシステムを小ぶりにしたい! RK-AL12/Gen2

「長年掛けて録音したカセットテープやDATがかなりあり、廃れ行く記録方式や媒体にどうしたものかと思案に暮れるばかりで結論が出ないで困っている」と仰る。知的でかくしゃくとした話しぶりはとても82歳とは思えません。

「高齢になると大型のスピーカーや重たいアンプを自分で動かす事もままならず、身辺整理も真剣に考えるようになり、真空管アンプと小型スピーカーで奥行きや広がりある音を出したい!」という相談を受けました。

親身なアドバイスの為にも、オーディオシステムと部屋の様子が分かる写真を送って下さるようお願いしました。頂いた写真はあるオーディオ誌の取材を受けた時の物ですが、ステレオを取り囲む周りは本棚やソフトケース等でびっしりと詰まっていて、1センチ動かす事すら難しい状況です。

訪問し直接お話させて頂くのがご年配の方は何より喜ばれます。出来るだけスピーカー周りにスペースの確保をお願いしました。「ローゼンクランツのウェブはしっかり目を通し、賛同出来る部分が多かったので全てを任せてみたい!」と仰って頂きました。

オーディオ屋として喜びを覚える瞬間です。それにしても、インターネットを自在に操るという時点で尊敬してしまいます。C.Yさんの終のオーディオプランを仰せつかるとなれば、身も心も引き締まります。本当に有難い事です。

元々あったダイヤトーンDS-3000とデンオンPRA2000Z&アキュフェーズ:P-500の組み合わせは小音量での豊かな響きが苦手です。もっとも、大音量にすると長所が見えて来るのですが歳に堪えるのです。

すっかり黄金のコンビとなった感のある、Yaqinの真空管アンプ:RK2-111BとRosenkranzのスピーカー:RK-AL12/Gen2をお届けする事になりました。今までの入力機器達はCD、LD、FM、DAT、Cassette Deckと五つあります。新しく仲間入りしたアンプとスピーカーから出る音は、どのソースをとっても同じソフトとは思えないほど豊かな響きがすると言って喜んで頂けました。

期待以上の音だったのでしょう!

今までと全く違った雰囲気で音楽を楽んでいる!
と喜びのメールを頂戴しました。

90歳、86歳、に続いて私の顧客の中でC.Yさんは三番目に高齢です。

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