カーオーディオにはタフなバッテリーケーブルが不可欠 |
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車の場合は走る為のエンジンとカーオーディオの動力源であるバッテリーが共通である為に、アクセルワークに常に振り回されっぱなしです。
秒あたり数百回ものスパークを繰り返すノイズ源のエンジンと同居しているわけですから、オーディオ機器に安定した電流供給はどう考えても困難な状況にあります。そんな訳で、一にも二にもカーオーディオバッテリーケーブルはタフでなければなりません。
導電率のあまりにも高い純度のケーブルは、運んでくれる高音質の何倍ものノイズを拾いますので、プラスどころかマイナスの方がはるかに大きいのです。
アースは銅線によって鉄のボディーに落としますので、銅と鉄の電位差が大きくならないように、鉄と程よくバランスのとれたものである必要があります。
銅線のみの性能を追い求める考え方で作るのではなく、バッテリーケーブルはあくまで車という鉄を主体にした中で如何にバランスさせるかが最大のテーマであるべきなのです。
今回の最大の目的は桁外れな性能のバッテリーケーブルの開発でした。安定化電源とかキャパシター等の効果が大きく現れるのは裏を返せばバッテリーケーブルの能力の低さを物語っているとも言えます。
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今までに見たことも無いケーブル構造 |
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相撲の横綱が心技体共に抜群の能力を要求されるのと同じように、次元の高いカーオーディオ再生にはスピードとパワーと技の切れを持ち合わせたバッテリーケーブルが不可欠であります。
それを可能にする為に次のような大胆な構造にしました。この設計図を最初に三菱電線の技術者に見せた時に、『これはちょっと無理でしょう!?・・・』。『こんな構造は今までにやった事がないので、出来るという保障はありませんが、精一杯挑戦してみます!』と言って取り組んでくれたからこそ開発に成功したのです。
見事なまでに音楽と走りを両立させたバッテリーケーブルは、「三菱電線の技術力」と「カイザーサウンドのロマン」無しには誕生しなかった・・・。
それは稲妻と落雷の衝撃にも似た迫力であります。
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巻き寿司構造のバッテリーケーブル |
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線形の異なる4種類の素線で構成してあります
1) 0.8ミリの単線が中心に1本
2) 0.16X25の集合撚り(左捻り)X4組
3) 0.102X71の集合撚り(左捻り)X1組
0.8ミリの単線を芯にして、2)と3)を5束にして右捻りにします
4) 0.254X47の集合撚り(右捻り)X8組
右捻りの5束の外に、4)を左捻りに巻きます
その断面は巻き寿司のようになっていて、1)、2)、3)が中の具に相当し、4)が酢飯の部分に当たります。
右捻りと左捻りの組み合わせによってノイズに強い構造にすると共に、あらゆる楽器の音色を表現するのに最適な線径と本数を組み合わせました。
製品名
Music Spirit
Quick Response4 @15,000円(税別)/1m
25mロール又は必要メーター数の切り売り可能
'07/06/10発売
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