昭和の歌謡曲に聞き惚れてしまった

 ローゼンクランツのモニタリングシステムで懐かしの歌謡曲集を奏けてみました。上条恒彦の”出発(たびだち)の歌”、さだまさしの”線香花火”、松山千春の”旅立ち”、河島英五の”酒と泪と男と女”、吉田拓郎の”明日に向かって走れ”・・・。彼らのどの曲も素晴らしく聞き惚れてしまいました。

 一番驚いたのは岡林信康の”君に捧げるラブソング”です。今まではつなぎの役の様な感じでしか受け止めていなかったのに、今日はまるで別の曲のように心に染み入ってくるのです。マイクを通さず生の歌を聴いているようです。淡々とした歌い方の中にもこんなに気持ちを込めて歌っていたのかと驚きました。どうやらDouble Acceleの一番の長所は音楽の抑揚表現の良さにあるようです。


 音楽にとって一番大切なのは抑揚

 この抑揚感を出す為にローゼンクランツではOCEANとMESSAGEというコンビネーションのピンケーブルを莫大な時間と労力をかけて2年前に開発しました。90万円以上もする超高級品ですが、ローゼンクランツ渾身の作として何人かの上得意さんに喜んで頂いております。その超高級ケーブルの音楽表現とそっくりなのですから驚きです。

 もちろんDouble Acceleだけでここまでの表現は無理と思われますが、それにしてもOCEANとMESSAGEとの相乗効果でとんでもなく素晴らしい音楽を奏でているのです。来生たかおの”夢の途中”を聴いていると、まるで鳩が前後に首を振るようについつい身体が動いてしまうのです。

 プラスとマイナスの線径を変えた設計がまんまと成功したようです。如何に「ケーブルは設計が命」だと言えども、2,200円/1mの値段でこんな音が出てしまったのでは、高いケーブルの存在価値が問われてしまい大変な事になりかねません。



 オーディオ業界の目指すべき方向性はDouble Acceleが指針となるでしょう

 今日の音もまた長いオーディ経験の中にあって初めて体験する感覚です。この音を前にしたら無粋なオーディオの話など口にしたら笑われそうです。それぐらい音にムードがあるのです。世の女性は分厚いシャッターを下ろしたかのようなオーディオの世界には入って来ようとしません。しかしこの音でしたら老若男女の誰にでも受け入れられるはずです。

 Double Acceleの音を聴く限りにおいて、オーディオ業界の将来は決して技術面における高性能化ではなく感性豊かな「抑揚表現」にテーマを絞って努力することに掛かっていると確信しました。カーオーディオファンの皆さんその喜びをいち早くDoubleAcceleで手に入れて下さい。


カイザーサウンド有限会社
担 当
貝崎 静雄(かいざき しずお)
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Hiroshima
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