武満徹のノーベンバーステップス

 日本が世界に誇る作曲家、武満徹のノーベンバーステップスは尺八、三味線といった和楽器を主役に東洋の神秘な精神性を描いた名曲です。現代曲ですからメローディーラインは読みにくく、無音状態からいきなり、一瞬何が起こったのかと思うほどの大きな炸裂音にはドキッとさせられます。

 ステレオのコンディションが良くなければ1分と聞いておれないでしょう。そんな難曲をテストにしたところ物凄いリアリティーで鳴るのにはビックリしました。三味をバチで叩く力は想像を遥かに超える凄いもので、実はそれがスピーカーよって再現されているとは分かっていても、信じ難いほどのスピードと力で車室内の空気を一瞬に震わせるのです。


 カーオーディオでアダージョが楽しめるとは!

 次は対極を成すマーラーの4番3楽章のアダージョを選んだのですが、それは怖い嵐の去った後の平穏な喜びを静かに慈しむように享受出来るのでした。エンジン音やそれらの振動によって引き起こされる各部ビビリ音が邪魔をするだろうから、カーオーディオでアダージョなど楽しめるとは夢にも思いませんでした。

 「Music Spiritデモカーは脅威の音楽再現力です!」。

 初物づくしの設計ですから、従来のカーオーディオとは似て非なる音になる事だけは予想していましたが、正直言って、これほどまでの音が作れるとは・・・。

 「言葉にならぬほど感慨深いものがあります」。

 オーディオにおいて、一番難しいとされているのがクラシック音楽再生です。それがカーオーディオで他のジャンルの曲よりも良く鳴るという事は、普通常識では考えられないはずですが、そんな事が実際に起こってしまったのです。少なくとも私の耳にはそう感じるのです。


 高性能インシュレーター 

 クラシック音楽はダイナミックレンジが一番大きいです。それが再現出来ているという事は、スピーカーユニットと車のボディーとの振動の関係がいかに上手く行っているかを物語っています。それは、ローゼンクランツのインシュレーターの性能の高さを証明するものでもあります。


 カイザーゲージによる和音設計 

 またそれだけでなく、エンクロージャーの寸法出しに「カイザーゲージ」を使用したことが音楽性を大きく向上させました。特にダイナミックでスピードある低音を手に入れるにはエンクロージャーの寸法比がその鍵を握っています。さらに同じ長さに関係するところでは、ケーブル類においても最高のパフォーマンスを発揮する長さのカーオーディオ用のカイザー周期を採用しております。


 卓越したケーブルのトータル設計

 また忘れてならないのは、Music Spiritケーブルのチームとしてのトータル設計の高さにあります。ケーブルの命は音楽情報信号を欲しい時に、必要な量、理想の内容でスピーカーまで届ける事です。100mX4のリレーとそっくりです。バトンタッチ毎に加速度が増すようにしてあります。


カイザーサウンド有限会社
担 当
貝崎 静雄(かいざき しずお)
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