2018-12-27

ATH-ESW950のモディファイ加工

ATH-ESW950モディファイ。

音の良い個体を探して普段から、
商材としてコレクションしている。

モディファイ機の音が好評で、
3台あった在庫も残り一つとなった。

ではモディファイの様子を簡単に追ってみよう。

全てをバラしてドライバーとハウジングパネルの、
響きの方向性をチェックしてマッチドペアーを図る。
その上で左右の適材配置を行う。

ドライバーにはメス端子が付いている関係で、
取り付ける向きを変える事は出来ないが、
パネルの方向性の是正なら可能だ。

方向性が付くように強弱を加味し、
シャープペンシルで勢いよく罫書くのだ。

直線の強い筋を入れる事で、
横波である年輪の粗密の向きを、
ハンドル操作するが如く、
波動方向を理想の向きに導いてやるのだ。

ネジの適材配置をして、
イヤーパッドを外してはトルクを取り直す。

その作業を数回繰り返して、
徐々に集中力を高めて音色や、
響きの調和を整えて完成に持って行く。

カイザーサウンドの名に恥じない、
見事な音へと成長を遂げ、
一級品のヘッドホンが誕生する。

工業品から芸術作品へと変わる瞬間である！

ATH-ESW950に関する情報は、
本ブログ内に沢山あるのでご覧頂きたい。