音響核レビューコンテスト

■甲府の達人・・・エントリーNo.13 【特別参加】
使用機器
プレーヤー:NW-ZX300
イヤホン:RK-Silver/RS
ケーブル:HP-195

Rosen Circle/Chromeを取り付け後の音の変化ですが、綺麗な響きが乗ってくるこ
とによって、楽器の音の生々しさが大きく向上します。まずはここかと、誰でも
わかると思われるレベルで変わっています。

特定の帯域に変化をつけているわけでは無いので、ボーカルと楽器がどちらも際
立つ欲張りなアイテムになっています。簡単で分かりやすく言うと、ボーカルは
ナチュラルでくっきりと浮かび上がる。アコースティックギターなどの弦楽器は、
音の粒立ちも良く、音の立ち上がりも素早く、スムーズにといった感じになりま
す。

コンサート会場の雰囲気や空気感などもしっかり感じられるように、Chromeと
Goldを比べると、Goldの方がよりリッチな響きとなり音のグレード感では上にな
りますが、聴き比べて好みで選んでいいほど、どちらもレベルが高いです。少し
明るめの表現が欲しいからChromeで、ボーカルの艶っぽさが好きだからGoldでな
ど、ケーブルやイヤホンに合わせて使い分けても楽しそうです。

追加で発売になった六角形(ChromeとGold)八角形(ChromeとGold)を加えてす
べて聴き比べた感想ですが、丸形と八角形は万能で使いやすいと思います。八角
形の方がさらに表現力も上でバランスも素晴らしいです。

六角形は一番主張が強く、見た目の通り力強い表現力が魅力で骨太でゴリっとし
た感じがとても良いです。音響核の形状の違いとメッキの違いにより、音の雰囲
気は大きく違います。聴き比べて楽しみながら選んで欲しいです。

いかにもオーディオ的な表現な小難しい事は書かずに、分かりやすい感じで考え
てみましたが、なかなか難しいですね。これから試してみようかな?と思ってい
る人に、上手く伝わってくれると良いのですが・・・まず聴いてみて欲しいです
ね。


RK-Silver/BSのデモ用を組んで聴き始めましたが、ちょっと良すぎですねこれは
・・・。また楽しみな製品が出来ましたね、これを使ってローゼンクランツをし
っかり広めていって欲しいですね。

では失礼します。

 

 

■T.M様・・・エントリーNo.12
カイザーサウンドを知りわずか3か月ですが貴社の音へ考え方に感動と感謝をし
ております。音響核やリケーブルのeイヤホン様での視聴環境、販売が増えており
大変うれしく思っております。
1人でも多くのRosenkranzユーザーが増えてほしいと思い音響核のレビューを投
稿させていただきます。

下記、音響核Octagon(Gold)のレビューになります。□外観写真では大きいもの
をイメージしておりましたが実物は約2㎝ほどでコンパクト。また、造りもしっ
かりとしており重さもしっかりしています。音響効果ももちろんですが、ゴール
ドが綺麗でアクセサリーとしても素晴らしいと思います。


□音質安価イヤホン、他社リケーブル、Rosenkranzケーブルの3パターンでレビュー
をしたいと思います。

・安価イヤホン(3000円くらい)取り付けることで音に余韻をプラス。少し
効果があると思います。

・他社リケーブル(30000円くらい)取り付けることで音の繊細さ生々しさ
をプラスし、巧くまとめてくれました。音響核無しでは物足りなさを感じていた
が、驚きました。鳥肌ものです。

・Rosenkranzケーブル(HP-5tools/25)
元々すばらしいリケーブルですが取り付けることで、音の繊細さ空間表現そして
余韻が素晴らしい。そしてアコースティック音源は目の前で音楽を聴いてるよう
な【生】を感じられます。是非、体験していただきたいと思います。

□まとめ一番効果を感じられたのがRosenkranzのリケーブルです。Rosenkranzの
イヤホン、リケーブルと合わせることで相乗効果を生み素晴らしい音楽の体験が
できます。取り付けも簡単で是非おススメしたいと思います。他社製品でもすべ
てではないですが効果はあります。なにか物足りさなを感じたら音響核をおすす
めします。また、音響核にはCircle(丸型)、Hexagon(六角形)やChromeタイプ
などがありそれぞれに良さがあります。

□最後に欠点を上げるとすれば、音響核無しではいられなくなる点。別のタイプ
の音響核が欲しくなる点です。私も別タイプの音響核を購入したいと思っており
ます。
このレビューで興味をお持ちいただけたら幸いです。    以上

 

 

■M.Y様・・・エントリーNo.11
締め切りぎりぎりに応募する事をお許しください。

BA、PD、RSと電光石火の如く開発されるシルバーイヤホン、そんなローゼンクラ
ンツにはただならぬパワーを感じていた。30万円台に始まり20万円台10万円台と
価格は下がって来た。それでも私の手には届かなかった。

そんな矢先に、シルバーイヤホンが10万を切って発売されるという情報を入手し
た。まさかのまさかである。おまけに40周年記念として丸型音響核クロームがプ
レゼントで付いて来るという。こんなラッキーな話があって良いものか・・・

すぐさま、HP-196と一緒に予約した。そして待つ事約二か月、昨日待望のRK-
Silver/BSとRosen Circle/chrome付きのHP-196一式が届いた。コロナ禍で収入も
減り気持ちも沈みがちだったのでその嬉しさは言葉には表せない。


はやる気持ちを抑えて先ずは手持ちのカスタムイヤホンに音響核の付いたHP-
196を繋いで聴いてみた。信じられないほど音楽が生き生きと鳴るのに驚いた。自
分のイヤホンがこんな音で鳴るとは想像だにしていなかった。

音響核を外してテストしてみようと思いつつも、目の前にあるシルバーBSが気に
掛かってしょうがない。お預け状態は酷なものである。堪らずフルローゼンクラ
ンツで聴いてみた。期待を遥かに上回る感動の音がパノラマのように展開する。

私の肉体も心も歓喜の花で満開となった。最早、音響核を外したり付けたりして
聴く気にならない。若しも音響核を外して今の音に戻らなかったらどうしようと
いう不安がよぎったので、このフル装備のまま鳴らし込んで行く事に決めた。

聴き始めて一時間ほどでぐんぐん良くなって行くのが判る。イヤホンからかくも
素晴らしい音楽を聴けるとは夢にも思わなかった。暗い今の世相など吹き飛んで
しまった。


一気にローゼンクランツの虜にさせられた。
カイザーサウンド40周年におめでとう、そして有り難うと言いたい。

 

 

■J.K様・・・エントリーNo.10
音響核のレビューをお送りします。
宜しくお願いします。

ケーブルの分岐部に付けるだけで、音が見違えるように良くなると、ネット上で
は音響核が話題になっており、とても気になる商品でした。一番安いモデルは一
万円を切るので以前の貫通文字のタイプの物と比べると格段に買い易くなりまし
た。

最初は手探りといった感もあり、190シリーズのHP-196と一緒にRosen Circle/
chromeを購入しました。この組み合わせは、コストフォーバリュー大賞モノとの
貝崎さんの評価が決め手となりました。現在私が所有しているイヤホンはカスタ
ムオンリーの5個ですが、いずれも可も無く不可も無く、音楽を聴いていて感動す
るといった事はありませんでした。

ところがです、繋いだ瞬間に、その迸る音楽のエネルギーに思わず後ろにのけぞ
ってしまいました。こんな衝撃は初めてです。まるで子供と大人程の違いがあり
ます。ケーブルが凄いのか、はたまた音響核が凄いのか・・・


気になったので、音響核を外して聴いてみました。音楽的表現は何ら変わりませ
んが、音の鮮度や生々しさ、実在感そして空気感が違います。お互いが絶妙なコ
ンビネーションで機能しているのがハッキリと判ります。この感動を知ると外す
訳にはいきません。

ローゼンクランツの設計力には脱帽しました。


他の大方のメーカーは、素材の良さや測定データー等、性能を中心とした設計ア
プローチが一般的ですが、ローゼンクランツは音楽的魅力や芸術性といった面に
価値を見い出すアプローチです。物ではなく、技で勝負する姿は「弘法筆を選ば
ず」の諺がピッタリです。

次の目標がハッキリしました。
必ずシルバーイヤホンを買います。

 

 

■H.S様・・・エントリーNo.9
私のオーディオ歴は約30年。
小遣いの大半をオーディオにつぎ込んで来た。

近年はイヤホンで音楽を聴く事が多くなった。そのきっかけは、私の信頼するロー
ゼンクランツが本格的にイヤホンの開発を始めたからだ。私が所有している機種
はRK-Silver/BAとRK-Silver/PDの2機種。どちらもオーディオマニアを引き付けて
止まないピラミッドの頂点を極める機種である。特にBAの入力信号に対する応答
速度は凄まじいものがある。ソースや機器の出来の良し悪しを諸に暴くので良い
音で鳴ってくれる確率は少ない。従って、このSilver/BA本来の能力を引き出し使
いこなせる人は稀であろう。

しかし、ひとたび優れた音源を鳴らせば、据え置き型のハイエンドオーディオを
も凌駕するリアルな音楽を楽しむ事が出来る。今回発売された音響核を装着する
と更に生々しさが倍加する。瞳の大きさほどしかないダイヤフラムをバッテリー
でドライブする訳だが、外来ノイズを受けないから、リズミカル且つパワフルに
鳴らす事が出来る。


100Vの商用電源で鳴らすオーディオとはけた違いにドライバーが正確に動作する
からだ。電気仕掛けで鳴らすスピーカーの音というものは、どこかしら楽器の音
とは違うなにかを露呈するものだが、音響核を装着した途端に我が脳は生の楽器
の音として認識するのである。完璧に騙されてしまうのだ。

特に、ローゼンクランツのブログで紹介されている、「電気のきれいな頃の録音」
シリーズの音楽は曲も演奏も録音も素晴らしく、最近の音楽ソフトが如何に陳腐
であるかを知ってしまい、感動と失望とが入り混じった不思議な感覚にある今日
この頃である。

以前の私であればヘッドホンやイヤホンで音楽を聴く事など千に一つも考えにな
かったが、それが今ではすっかりマイブームとして定着しているから不思議でな
らない。

イヤホンは、安くて手軽で、いつでもどこでも音楽を楽しめるのが良い。そして
音響核をケーブルの分岐部に取り付けるだけで音楽を聴く喜びが倍加した事が何
よりも嬉しい。ローゼンクランツに改めて感謝したい。

イヤホン:RK-Silver/BA、RK-Silver/PD
ケーブル:HP-5tools/25、HP-195、
音響核:Circle/gold、Hexagon/chrome

 

 

■T.K 様・・・エントリーNo.8
ケーブルの素材を変えたり、純度を高くしたりなどで、
音質の向上を図っていたことがバカバカしくなるほど効果絶大です。

取り外しも容易でまさに欠点といった欠点が見当たりません。
この音響核の素晴らしさをよりたくさんの人に知ってもらいたいです。

 

 

■T.U 様・・・エントリーNo.7
先日、RK-Silver/PD、音響核(Gold、丸、六角、八角)、4.4mm、4極ミニミニケー
ブルを購入させて頂きました。

(前提条件:丸→六角→八角)

音響核のファーストインプレッションは、丸(定位)、六角(方位)、八角(全
方向)の感じ方で、S/N値が増加するような音取りの判りやすさ、高音~低音のク
ロスオーバーが少なく感じて、非常に耳ざわりが良い音、非常に上質なホールの
最上席で生音を聞いているかの音色に変化します。例えると、三極真空管+フル
レンジSPのダブルバックロードフォンで、オケを聴いているかのようです。

とても素晴らしいです。

いつの日にか、音色についてお話できれば幸いです。

 

 

■K. 様・・・エントリーNo.6
丸型音響核(Rosen Circle)レビューコンテストの原稿をお送りします。

以下レビューです。
丸型音響核(Rosen Circle)のレビューということで、まずは私がローゼンクラ
ンツを知ったきっかけについて軽く触れたいと思います。私とローゼンクランツ
の出会いは1年程前になるでしょうか。第3弾のシルバーイヤホンであるRK-
Silver/PDが発売された頃でした。

身近にシルバーイヤホンを愛用してる方がおり、試聴させてもらいました。最初
は銀で作られたイヤホンか、すごいな。ぐらいの軽い気持ちでしたが、実際に聴
いて衝撃を受けました。音がリアルで生々しい。タイミングが合っていると。

私自身、多くのイヤホンに触れることができる環境に身を置いているため、かな
りの数のイヤホンを聴いてきましたが、ここまで正しい音を再生してくれるイヤ
ホンは初めてでした。それ以来カイザーサウンドのブログを読んだりしながら、
ローゼンクランツの製品をいつかは手に入れたいと思いながら過ごしてきました。

その矢先に第4弾のシルバーイヤホンであるRK-Silver/RSが発表され、衝動を抑え
られずついに手に入れたのです。予約購入だったので、特典で丸型音響核
(Rosen Circle/Chrome)もついてきました。今ではRK-Silver/RSとHP-190シリー
ズのHP-196、Rosen Circle/Chromeという組み合わせで楽しんでいます。


それでは本題に戻りまして、Rosen Circleのレビューをしていきます。丸型音響
核を装着することによってタイミングが合い、レスポンスの向上が見込めます。
音響核を装着しない場合でももちろん素晴らしいのですが、装着後と聞き比べる
と、音が眠っているように聴こえます。音が走り出し、躍動感が出てくる。そん
な感覚です。

私が使用しているRosen Circle/Chromeの一番の特徴はオールマイティーさです。
私は昔の音楽(80年代のロックやポップス)から現代の流行りの音楽まで幅広く
聴きます。どちらかと言うとテンポの速い楽曲を聴くことが多いです。Rosen
Circle/Chromeはどのジャンルでもレスポンスよく鳴らしてくれます。

余韻や生々しさは金メッキの音響核に譲りますが、レスポンスの良さはクローム
メッキの音響核が優れてると思います。形状、メッキの種類によって印象がかな
り違うので聴き比べてみることをおすすめします。以上、抽象的な表現のレビュー
になってしまいましたが、これには理由があります。


ポータブルオーディオの世界ではよくリケーブルをすると、解像度が上がった、
低域の量感が増えた、高域が伸びた、などの表現をすることがあります。私はロー
ゼンクランツの製品でそのような表現をすることは正しくないと思っています。
音は振動です。振動には解像度や量感といった表現はしません。その振動を正し
く伝えているのがローゼンクランツの製品だと思います。

音響核も例外ではありません。音響核はそういった“音”を伝えるための一助と
なるアイテムなのではないでしょうか。私は“音”を“音楽”として表現してく
れるローゼンクランツに感動しました。みなさんも是非この感動を体験してみて
ください。

以上。レビュー終わり。

よろしくお願い致します。

 

 

■M.S 様・・・エントリーNo.5
丸型音響核のレビューを書かせていただきました。
よろしくお願いします。

ChromeとGoldの両製品とも購入したので比較をさせていただきます。

まずはこの丸型音響核の特性とし、音が瑞々しく聴こえるようになり、各楽器や
ボーカルとの繋がりがより自然になりました。また、音のキツさも和らげられる
のでどんなイヤホンにもケーブルにも使用できる汎用性の高さもあります。

ーChromeー
上記特性に合わせて軽快さやキレの良さが感じられます。ジャンルや時代を選ば
ずどんな楽曲も表現してくれるので1番おすすめです。中でも打楽器のアタック感
が非常に強く、とてもノリの良いサウンドにしてくれます。

ーGoldー
こちらはより上品に音楽を表現してくれます。なんといっても音の余韻の消え方
が非常に良く空間描写がよりリアルに感じられます。また、音の軽重がはっきり
とするので演奏者の細かい演奏のテクニックや楽器の大きさや重さ、さらに年季
まで見えるようになります。音源を忠実に再現されたい方に特におすすめです。

試聴環境
イヤホン:RK-Silver/PD
ケーブル:HP-5tools/25

 

 

■J.F 様・・・エントリーNo.4
だいぶ聴き込めてきたので、音響核のレビューをさせていただきます。

【総評】

○音の厚み、伸び、深みが桁違いになる
○アンプを通したような音への変化
○理屈を超えた楽しさがあり、質に満足

【主な使用条件】

○DAP:ZX507
○イヤホン:平面磁界の中華イヤホン(20000円程度)
○ケーブル:Rainbow mmcx 3.5mm
○Rosen Circle/Chrome

【レビュー】

○カイザー製品に対する認識

自分が 貝崎社長とカイザーサウンドの製品を信頼し、愛用している理由。それは
どのような製品・部品・音源を用いたときでも、発せられる音には、まるで生命
の息吹を吹き込まれたかのようなリアリティと躍動感が生まれるからだ。

無論、部品や音源の質、これはとても重要だ。 それは、一流のアーティストが集
まれば、素晴らしい音楽が生み出されることとよく似ている。しかし、いかなる
条件であっても、その持つポテンシャルを最大限に活かしきり、最適に組み合わ
せる。

これにより、結果としてまた新たなハーモニーと楽しみが生み出される。有機的
に繋がり、全てが包み込まれる。まるで、能力の高低はただの個性だと言わんば
かりである。これは並大抵のことではない。

こういった考えから、あえて純粋なカイザー製品ではない条件で音響核を試して
みた。

○条件1:使用したイヤホンについて

イヤホン自体は、平面磁界の特性が活かされていて、もともと解像度が高い。ま
た、その音も解像度の高さが音の薄さにつながらないよう、音の響きがうまく調
整されているものだ。形状も、カイザーのイヤホンをそのまま大きくしたような
形状で、重厚感がありながらもバランスが良く、鈍重さは無い。一方で、ケーブ
ルには問題があり、音の響きを生もうとしたのか、あえて音をザラつかせて、音
質を悪くしてしまっている印象を受けた。

○条件2:カイザー製品との組み合わせ

イヤホンの特徴を素直に聞き取るため、自分がカイザーリケーブルの完成形の1つ
だと考えている、Rainbowを使用した。他のカイザーリケーブルと比較して、コン
サートホールで聞くような音の艶めかしい響きは控えめだが、まるで、自然溢れ
る屋外で音楽を聴くような爽やかさ・華やかさ・若々しい躍動感が感じられ、ど
のような条件・音源でも心地よく聞かせてくれるものである。

これにより、期待通りに音の輪郭を明確にしつつも、音の粒子を小さくしてスカ
スカにしてしまうような真似はしないという、難しいバランスが絶妙に取られた
音に変化した。イメージとしては、良質なブラスバンドやジャズトランペッター
の音を思い浮かべてもらうと分かりやすいかもしれない。

○Rosen Circle/Chromeをつけて

とにかく、音の厚み、伸び、深みが桁違いになる。一つ一つの音の粒子に対して、
何か味付けをして誇張するというわけではない。単にその粒子を美しい形のまま
拡張した印象になる。言うなれば、アンプを通して、圧を高めたような音への変
化というところか。

しかし、世の中にありふれているアンプは、個性という名のもと、製作者の好み
の音という、電気信号の変換が行われてしまう。その点で言えば、何の電力も用
いずこの上なく理想的なアンプの役割を果たすという、摩訶不思議で言いしれぬ
変化を感じたのだ。理屈を超えて、楽しい音に変化した。
そこに自分は十分な価値と楽しみを見出すことができたので、実に満足と感じて
いる。

 

 

■Y.K 様・・・エントリーNo.3

音響核レビューコンテストの原稿です。

ペンネーム:fss-yk

私の所有する3つの音響核レビュー
【試聴環境】
DAP…SONY NW-WM1A(音量固定)
イヤホン…RK-Silver/RS(※PDも所有)
ケーブル…HP-194(4.4mmバランス)
音響核なしの状態でまずじっくり聴いてから
音響核を付けて行きその違いをレビューする

①Rosen Circle/Chrome
まず、全体的に金属的な鋭さが増すが、耳障りな嫌な感じは受けず円やか。また、
低域の迫力が増した様な感じを受け、全体のグルーブ感がワンランク上がった感
じがする。
透明度(クリア感)も上がった感じを受け、相対的に音場が広がった感覚となる。
普通この様にS/Nが向上すると音量が下がった感覚を受けるものだが、逆に音量が
上がった感覚を受けるのも面白い、何故だろう?
帯域バランスは崩さず、単純に各帯域の質が向上している様に感じる。
何か変な話しだが良い悪いは別として、PD感を少し感じる。(私的に少し違和感が
あるのかも)

②Rosen Hexagon/Chrome
①と比べ金属的な鋭さは薄れ、低域の迫力が心地よく、とても気持ち良いグルー
ブとなる。
冷たさより僅かだが暖かみを感じる。
低域の質も硬すぎず非常に心地よい。
こちらでは音量が上がった感覚は無いが、S/Nが向上した感覚はある。
RSのイメージのまま心地よい音質向上となっているのではないかと感じる。

③Rosen Octagon/Gold
②と似た印象を受けるが、煌びやかさを少し加えた感じだろうか。
低域の迫力が少し抑えられ上品に感じる。
こちらでは音量が少し下がった感覚がある。これはS/Nがハッキリと向上している
所以か?
空間的余韻が乗って来ている感じを受ける。
冷たさより暖かさに包み込まれている感覚。
この感覚は、私的にはRSでは無くPDに合わせたい感じではある。


【総括】
音響核が有るか無いかで思いの外音色の変化が大きい事に単純に驚いた。
音響核が有ると音の質は確かに向上した感じを受ける。ただ、それが好みの音色
となるかどうかは人それぞれだと思うので、色々と試してみると面白いのではな
いだろうか。
私のRSにはHexagon/Chromeが最適であった。

以上です、宜しくお願い致します。

 

 

■T.N 様・・・エントリーNo.2
音響核のレビューをお送りします。

・Rosen Circle/Chrome
真鍮の地金の重厚感がプラスされ楽器の音が一気に生々しくなります。クローム
メッキによりロックやメタルは程よくタイトに聴けるので相性が良く感じます。
全体のまとまりが良く、音源も選ばずに使用できるので一番使い勝手が良い音響
核だと感じました。

・Rosen Circle/Gold
同じ丸形でも金メッキの方は音の余韻の表現が素晴らしく、アコースティック音
源やライブ音源等は空気管の再現力が格段にUPします。逆にメタルだと余韻の柔
らかさが出てきてしまう所もありました。

・Rosen Hexagon/Chrome
6種類ある中で一番キレが良く、音の頭がはっきり見えてきます。その分余韻の表
現はあっさりしているのでテンポの速い曲などはキレ良く、よりスピード感を感
じやすい特徴でした。また丸形よりも音の広がりを感じられるので窮屈感も感じ
られません。現代のポップスやロックが特にこの六角形とクロームメッキとの相
性が良いと感じました。

・Rosen Hexagon/Gold
六角形のキレは感じさせつつも金メッキの余韻の美しさも感じられるようになり
絶妙なバランスのサウンドです。特にアコースティックなものはメリハリを効か
せたような鳴り方になり、新鮮な印象を受けました。

・Rosen Octagon/Chrome
八角形になったことで一気に音の展開が立体的になり臨場感あふれるサウンドに
変貌します。丸形のようなまとまりの良さ、六角形のキレの良さも持ち合わせ、
更に余韻の表現の美しさも加わった贅沢なサウンドです。一言で言ってしまえば
生々しさや音楽の躍動感のレベルが一気に上がる印象です。音源も選ばず現代の
打ち込みメインの曲からアコースティックものまで幅広く対応する懐の深いサウ
ンドです。

・ Hexagon/Gold
八角形の
・Rosenサウンドステージと金メッキの美しく繊細な余韻の表現が相乗効果でとん
でもないことになっています。特にアコースティックやライブなど録音が良いも
のは【次元が違う】と感じさせるほどの表現力を備えています。あるがままのサ
ウンドでオーディオの特性云々ではなく、自然体で音楽を楽しめるそんな雰囲気
を醸し出しています。

 

 

■F.S 様・・・エントリーNo.1
丸型音響核(Rosen Circle)のレビューを提出させて頂きます。

私がローゼンクランツと出会ったのは、今から約1年半程前になる。eイヤホン秋
葉原店のあるスタッフからRK-Silver1イヤホンを紹介されたのが始まりだ。試聴
するや否や一瞬で心を奪われてしまったのだ。人間は、他人の第一印象を3秒間で
判断すると言われているが、このイヤホンに3秒は長過ぎるほど一目惚れだった。
ただ残念なことに、耳が小さ過ぎたばかりに購入を諦めざるを得なかった。

がしかし、幸運が訪れたのはそう長くはなかった!RK-Silver/PDイヤホンが発売
されたのである。以前のモデルより小ぶりになったことで、耳にジャストフィッ
ト! 憧れの音質も損なわれていない。というか、更に良い! 鳥肌が治まらな
い! 自分の耳に合った設計に只々感謝し、躊躇なく購入を決めた。

そして、最近新たに発売されたRS-Silver/RSも迷わず購入。リケーブルを含めて
ラインナップが増えたことで、この上無い快適な日々である。


前置きはさておき、本題の丸型音響核(Rosen Circle)のレビューをさせて頂き
たい。まずRosen Circleを見るや否や、重厚感溢れるデザインに、思わず目を惹
かれてしまった。お洒落なデザイン故に、ネックレスとしてプレゼントする人も
いるのでは?と思えるほど美しい。また、音響核が百分台の設計であるというか
ら脱帽である。妥協を許さない設計に、凄まじい情熱を感じてならない。

レビューで使用したイヤホンとリケーブルであるが、勿論ローゼンクランツであ
り、これまた非の打ち所の無いハイスペックなポテンシャルだけに、音響核を装
着して果たしてどの程度の効果があるか(自分に判るレベルなのか?)少々不安
が先走った。

レビューに使用したイヤホンはRK-Silver/PD、リケーブルにはHP-4Decades及び
HP-5Tools/25である。RK-Silver/RSを使ったレビューも考えたが、エージング途
中であるため、RK-Silver/PDのみとさせていただきたい。

①HP-4Decades【音響核 無し】
完璧なる方向性を持ったこのケーブルから流れ出る音は、濁音など微塵も感じな
いクリアーなサウンドである。情報量も多く、華やかな音質に感動を覚える。地
を這うような美しい低音域、ボーカルの臨場感、打楽器や弦楽器も生々しい。

② HP-4Decades【丸型音響核(Rosen Circle Chrome)あり】
①と比べて変わった点は、空気感が一変し、音の粒立ちが良くなったことである。
演奏場所の広さや、奏者の位置までも感じとれる。更に生々しさが増し、音が生
きている。アタックが強く、リズム感が良く、グルーブも感じる。このままずっ
と聴いていたいと思うほどの変化に驚きを感じた。

③HP-5Tools/25【音響核 無し】
コントラバスなどの低音域は、地を這うような深い重厚感に溢れ、全ての音域が
クリアーで粒立っているのが感じられる。空気感がリアルに感じとれ、その場に
居るかのような錯覚に陥いる。打楽器の音や弦楽器の弦の弾きが生々しい。

④HP-5Tools/25【丸型音響核(Rosen Circle Gold)あり】
③と比べて変わった点は、音響核の色目通り暖色系の音の伸びやかさと、音の雄
大さが増した。音自体が更に生々しさを増し、楽器本来の音色がリアルに実在し
ている。ボーカルの感情に涙腺が刺激される。演奏するその場の空気が、イヤホ
ンのハウジングに直結しているかのようにリアリティを感じ、錯覚を覚えるほど
である。ボリュームを絞っても、音には張りがあり、弱々しさが全く感じられな
い。


<まとめ>
丸型音響核(Chrome)と丸型音響核(Gold )には、それぞれ特徴があり、どちら
も魅力を感じる。値段だけではとても判断が難しい。
私がそれぞれに共通して感じたことは、次元の高い魂が音に宿ったように感じる。
分かりづらい表現で申し訳なく思うが、聴いた率直な感想である。当然、生々し
さが増し、音自体には実在感が生まれているのだが、先に申し上げたように、根
底に私を惹きつける何かを感じてならない。

Chromeは、音に引き締まりが生まれ、空気感を一変させる魅力を感じる。ジャン
ルを問わずどんな曲でも楽しめるが、ハイテンポな曲など、ハードロックやメタ
ル系には、特に相性の良さを感じる。

Gold は、豊かで伸びやかな暖色系の音が深みが増し、地を這うほどの雄大さに魅
力を感じる。Chromeと同じくジャンルを問わないが、こちらは特に、クラシック、
ジャズ、バラード系に相性の良さを感じる。

おわりに、今回初めて丸型音響核のレビューをさせて頂く機会を与えて頂いたこ
とに感謝すると共に、他メーカーでは重要視されないだろうと思える、ケーブル
の分岐部から命を吹き込むと言っても過言ではない、究極の音作りに感動した。
カイザーサウンドの今後の益々の発展に心から祈念し、結びとさせて頂く。