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音楽的リアリティの強さに、ある種の「怖さ」を感じる



----- Original Message -----
From: "K.W"
To: <info@rosenkranz-jp.com>
Sent: Wednesday, July 20, 2011 23:27 PM
Subject: NIAGARA Jr.4

 貝崎様

 京都のK.Wです。このたびは貸し出し本当にありがとうございました。本日貸し出しいただいた、NIAGARA Jr.4、AC-#35、#34の三点を返送いたしました。

 最も衝撃を受けたのは#35 Music Conductorでした。ローゼンクランツ製品に共通する特徴である、音ではなく音楽のリアリティの向上が、これ一本で数段階上のレベルになりました。 これはいつか購入しなければならないと思っております。

 今回購入予定であるNIAGARA Jr.4は#34との組み合わせもあって、システム全体を揺ぎ無く支える土台の力を強く感じました。音楽表現が一切ブレることの無い様子は正に圧巻でした。

 ただ、音色傾向についてだけ私の求める方向性とは異なっていて、それはHUBBELL 8310の接点がニッケルメッキのためだと思われます。視聴ソースがクラシックのためもありますが、音がほんの僅かにカッチリ・タイトに感じて、楽器の音色にもう少し温かさや柔らかさ、自然で伸びやかな響きが欲しくなるのです。良い意味での緩みといいますか。

 そこで不躾で申し訳ありませんが、コンセント部を真鍮接点のタイプに代えた特注品の製作をお願いできないでしょうか。真鍮接点のものとしてはHUBBELL HBL5361(或いは5261)というモデルがあり、当方で10個程度なら入手可能です。

 現行製品での完成度に文句が無いため、却って音色のことが気になってしまい、悔いが残ってしまう感じなのです。無理を言ってすみませんが、ご検討いただければ幸いです。

 よろしくお願いいたします。

 K.W

 
----- Original Message -----
From: <info@rosenkranz-jp.com>
To: "K.W"
Sent: Thursday, July 21, 2011 08:47 AM
Subject: NIAGARA Jr.4

 K.W様

 お世話になります。
 台風直撃かと心配しましたが、
 予報どおり進路を変えました。
 しかし、広島は暑かったです。
 今日東京へ向けて出発します。

 さて、試聴して頂いた電源関係の音にご満足頂けたようで安心しました。ナイアガラJr.4に使っております一口コンセントの変更に関するお問い合わせですが、材料持ち込みという形であればお受け出来ます。背面に5361仕様というシールを貼ってお届けします。ただ、価格につきましては変わりません事をご了承下さいませ。

 ナイアガラJr.4では沢山のコンセントの中からマッチングの良い物を選び、一番パフォーマンスが良くなる配置にて加速度組み立てを施してあります。従いまして、ニッケルメッキによる音の違いと前者の音楽表現力を比べた場合加速度組み立ての方が上回ると思います。

 その加速度組み立ての効果を発揮するには、最低でもパーツが10個は必要となります。余った物は商品お届け時に返却致します。納期は約10日です。

 カイザーサウンド
 貝崎静雄

 
----- Original Message -----
From: "K.W"
To: <info@rosenkranz-jp.com>
Sent: Friday, August 19, 2011 23:58 PM
Subject: NIAGARA Jr.4

 貝崎様

 帰宅して電源を入れるたびに音が良い方向へと変化してきました。ファットさと感じられたものはいつの間にか、生々しいまでの肉感的表現へと変貌を遂げていて、音楽的リアリティが強いことから来る、ある種の「怖さ」を感じるようになりました。

 オーディオを聞く心構えで生の音楽に触れてしまい、その力に中てられてしまったかのようです。やはりこれはローゼンクランツの製品なのですね。今やこのタップは人体における心臓のように我が家のシステムの中核に根付いている感じで、もう外せない存在です。

 聞けば最新の素線技術が投入されているとのこと。常に変わらず、ぐいぐい先を見据えて勇ましく進んでいく開拓精神は頼もしい限りです。なにせ、 「この先」があると思わせてくれるのですから。ケーブルについての論文も拝見しました。おそらく、このような融通無碍にして有機的な志向を持たずしては、機械と音楽の溝は埋まらないのでしょう。

 いくつかローゼンクランツの製品を使い、その精神・思考が実際に音楽性の向上に結びついていることは、私は強く実感しています。個人的な見解ですが、ローゼンクランツの理念のような、有機的な論理に共感する人は案外多いのではないかと思います。とりわけ音楽愛好家には。

 このたびはありがとうございました。
 新ケーブルもとても楽しみにしています。

 K.W

 
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