トップ考え方方向性を管理した物作りは、一歩進んだクオリティーコントロール

方向性を管理した物作りは、一歩進んだクオリティーコントロール



 感性に訴えるところの多いオーディオ関連の製品は、実用品(生活必需品的な家電製品など)よりも一段高い品質管理が必要であるのではないかと考えます。

 オーディオ製品に於いては現在のところ、スピーカーや信号ケーブル、インシュレーター、複数段のラックにおける棚板や足等、同一の製品(または部品)を複数組み合わせて大方の場合は使うものです。

 そしてそれらは実用品のように単に機能すれば良いという訳でもありませんので、オーディオ機器は出来得るならば同一製品間における性能や特性のバラツキを考慮して作られるのが望ましいと考えます。

 例えばスピーカーですが、方向性を管理して製作されていない場合は二本購入した際に右に適した物と左に適した物が都合よく手に入るとは限らないわけです。幸運にも左右のペアリングが取れた物を入手出来れば良いのですが、そうでなかった場合にはそのまま諦めるかマッチングが取れるまで買い続けるしか他ありません。

 しかし方向性を管理して作ってあれば、マッチングに関してそもそも当たり外れを気にする必要がなくなります。手に入れた物が全て幸運なる当たりになると言い換えてもよいでしょう。このように方向性を管理した物作りをするという事は、高いレベルでの製品管理及び消費者へのサービスと言えるわけです。


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