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見えるものが見えなくもなり、見えないものが見えるようにもなる

アイディアは日常の中に沢山転がっている

私はあらゆる事象に関心を示し、オーディオ技術に引用出来ないか?と常に考え研究を怠りません。食卓に並んだ料理からだってそうです。蓮根の切り口からケーブル構造のヒントを貰う事もあれば、魚の骨からスピーカーのエンクロージャーの構造に思いを馳せる事だってあります。

また、息つく暇も無いほどの速さで、合流や分岐が繰り返される首都高速の複雑な車の動きや流れをとっても、それをアンプやスピーカーに繋がるケーブルの中の音楽信号に見立てて考えたりします。

また、その車の運転一つにしても私の思考パターンは一般ドライバーとはちょっと違います。青は安全だと考えるのではなく、青だからこそ油断するなと常に自分に言い聞かせます。

動物的感覚を常に磨いておく

安全の陰に潜む危険をシュミレーションする訓練ですね。簡単に言えば、いつ天敵が襲って来ても対応出来るように、動物が五感六感の神経をいつもONモードにしているのと同じです。

それとは全く反対に、無神経でありノー天気の代表格は横断歩道を渡りながら携帯メールをしている人達です。不安定要素の多いドライバーに我が命を委ねるというその無防備ぶりには呆れて言葉もありません。

事故という災難に遭った後でさえ、そういう人達は「私は青で歩いてたのだから間違っていないんだ!」という考えが改まる事はないでしょう。自分の命は自分で守るという生き物の基本すら身についていないのだから、その点に於いて彼らは犬や猫にも劣ります。

見えるものが見えなくもなり、見えないものが見えるようにもなる

見えてしかるべきものも自分の意識の外にあるが故に見えなくなる事があります。その反対に、今まで意識しなかった事に目を向けるようにすると、見えなかったものが見えるようになります。ヒントは普段見逃しがちな現象やどこにでもある事柄の中に隠されているのです。

知らなかった事を知る「知識」と、気がつかなかった事に気付く「意識」の二つの言葉がそれを端的に表しています。また、「努力」と「集中力」と言い換えても構いません。

その前者は勉強する事無く身に付く事はありませんが、反面、努力すれば何とかなる部分は大いにあります。しかし、集中力を高める事など誰にでも簡単に出来ると思うでしょう。実はそこが落とし穴で、答えは意外にもノーです。生まれた時から備わっているかどうかの先天的なものの方が強く、努力がそれを追い越すのは容易ではないのです。