テレビが白黒からカラーに発展してきたように時系列上モノクロの世界が先のように思われますが、そうではなく、現実の実社会では全ての色の集合体の最後の色が真の黒であると考えております。その真の黒があって初めて白黒のモノトーンの世界があるのです。
モノトーンの世界がベーシックなのではなく、この世に存在する全ての色の方がベーシックと考えられませんか?。その考え方が出来たならば、この世に存在するものに何一つ無駄なものは無く、全てに存在価値、すなわち命の尊厳があるのです。
黒になるためには、ナチュラル、ニュートラル、ネイチャーである必要があります。従って、黒とは全てを受容出来る仏と同じ存在でなければなりません。
私はそれを音の世界に求めているだけです。
それは、欲が無くても出来ませんし、欲があっても出来ません。
色即是空とはそういうことではないでしょうか。
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