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ローゼンクランツに特許は要らない



弁理士の話にアレルギーを覚える

 6〜7年前の事でしょうか、「歯と歯茎の構造」のインシュレーターを完成させたころの話です。その音の効果があまりにも大きいものですから、何人かの人は「特許を取るべきですよ」と薦めてくれる事がありました。それではと、ある日タウンページを頼りに一人の弁理士を訪ね相談しました。色々と質問し、話を聞かせて頂くのですが、聞けば聞くほど私はアレルギーを覚えてくるようになりました。


独禁法に触れそう

 その内容とは、何かのトラブルが発生した時の経費についてのことです。新幹線の場合はグリーンで、飛行機の場合はビジネスクラス、ホテルについては・・・とこのような話をいろいろ聞かされ、これらの事が組合だか協会だとかで決まっていると言うのです。相談の余地も何もなく、一方的に通告として突きつけられたような気分になりました。


「真似をされたくない」から、「真似をされるようになろう」に変わる

 その時に、あほらしくなってこの話はやめにしました。それからこの件についてじっくりと考えると、その発想の裏には人に真似をされ、儲けを取られたくないという考えがベースにある事に気づきます。まだ充分に認められたわけでもないのに、もうそんな事を考えている自分が恥ずかしくなってくるのでした。そこで、「あっ!そうだ!」、逆に「真似をされるような素晴らしい商品を作ろう」という考えになれた時にすごく楽になれました。


徹底したノウハウの公開に努める

 それ以来出来るだけ「ノウハウを公開しよう」という気持ちで頑張っています。その事がかえって信頼感を生み、消費者の方たちに安心感を与える事になっているみたいです。もしその時に無理して特許を取っていたなら、恐らく今日のローゼンクランツ製品の性能は無かったと思います




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