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スピーカーは満ち潮、マイクは引き潮



 スピーカーは満ち潮、マイクは引き潮

 潮の満ち干きは月と地球の磁界の変化によって起こります。スピーカーも磁界の中にあるコイルに電流を流すことによって、取り付けられたコーンが前後に動いてエネルギーが発生するのですが、私が素朴な疑問を持ったのは、そのスピーカーのN極とS極の磁界の方向によって、満ち潮状態にもなり、引き潮状態にもなる点です。

 スピーカーに関する資料をいくら調べても、私の知る限りにおいては「満ち潮状態」とか「引き潮状態」といった事には誰も触れていません。

 方向性の権威者=カイザーサウンドがこの問題に一石を投じます


 スピーカーとマイクロフォンはどうあるべきか?

 スピーカーについては、満ち潮のように足元に水位が上がってくるように波が押し寄せて来るべきです。

 逆にマイクロフォンは、音を取り込む為にも引き潮状態と同じように振動膜が手前に引き込む形になるべきです。

 これこそがエネルギーの方向性なのです。

 引き潮状態のスピーカとは、メッセージを伝えたいリスナーに対して背中を向けて喋っているのと同じなのです。


 電流の方向性とエネルギーの方向性

 単なるスピーカーターミナルの極性を入れ替えるのとは全く意味が違います。それは電流の流れる方向が入れ替わるだけで、エネルギーの方向性までは変わりません。

 その組み合わせは以下のように4パターンあります

 @ コイルが右巻きでヨーク側がN極の場合
 A コイルが右巻きでヨーク側がS極の場合
 B コイルが左巻きでヨーク側がN極の場合
 C コイルが左巻きでヨーク側がS極の場合

 古い時代のJBLのスピーカーは、一般のスピーカーとは違って極性が反対でした。果たして@〜Cのどれだったのでしょう?。


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