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全ては最終消費者によって養われている
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私の持論なのですが、「利益正三角形論」=作る人、売る人、買う人の3者の利益が等分である事が望ましいと常日頃から思っています。どこを底辺にしてもお互いの利益を認め合える関係です。またその基本は作る人の責任、売る人の責任、買う人の責任でもある訳です。
- 「買って下さる方があるからこそ」。
- 「作って下さる方があるからこそ」。
- 「売って下さる方があるからこそ」。
・・・すべては感謝の気持ちから成り立っています。 |
ややもすると、誤った解釈をしがちなのが、日常、物やお金や信用のやりとりをしている直接の取引先業者の事を顧客と思いがちですが、決してそうではありません。その商品の価値を認めた最終消費者が100の価格の100を負担して下さっている訳で、その100がその上の運輸、流通、情報、メーカー、下請け等全てを養っているということを忘れてはなりません。
その途中での売上は単なる「一時預り金」、と見るべきで、最終消費者の方が買って下さって、売上です。もっと厳しくは、その商品の耐用年数を終えて、初めて売上というものが完結したと見るべきでしょう。
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この三角形のどの部分がいびつになっても経済はうまく回りません。それぞれの立場の者が、それぞれの責任を果たすことが出来れば、経済は健康を回復し自然と機能するようになるはずです。そう、気がついた者が、気がついた時から、出来る事からでいいのです。私はそう信じて、自分のなすべき事を、今日も地道にそれも淡々と歩み続けていきます。
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ですから、ローゼンクランツの場合は売上を大きく伸ばす事には主眼を置いていません。その商品の価値と、そのマインドまで汲み取っていただける方に使っていただきたいのです。私自身、商品そのものは作り手の分身でなければならないと思っています。
すなわちローゼンクランツ製品が生み出す音の全ては、私の心の中を開けてそのままお見せしたものと解釈して下さい。それには真の価値がありますので、時間が掛かろうとも、音楽のマインドを持った方達からその魅力は口コミで伝わり、貴方ともその内、ご縁がきっと生まれるものと信じています。 |
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