トップノウハウローゼンクランツのインシュレーターの正しい使い方

ローゼンクランツのインシュレーターの正しい使い方



ローゼンクランツのインシュレーターの正しい使い方


  1. 響きの方向性を示すAの刻印について                           
     Aマークが機材の背面側になるように置きます、この状態で音のエネルギーはAマークから入り前方(リスナー)へと何のストレスも無く気持ち良く出て来ます。狭い場所で背後に回れない為Aマークの確認が難しい時は、フロント側にマジック等で印をしていただくと良いと思います。なぜAマークを正面にしないかと言う声があるのですが、これもすべては音の為なのです。フロント側に打ち込めばストレスが反対方向に生じ、それだけ抜けの悪い音になるのです。
  2. 必ずオスの上にメスを乗せる
     Aマークが正しく見えるようにとがったオスを上に向け、必ずお互いのAマークが揃うようにしてその上にメスを乗せて使います。これで綺麗な響きが陽炎のように立ち昇ります。金属の持つ響きの方向と考え抜かれたその形状によって、オスもメスもエネルギーの方向を管理して作ってあります。殆どの商品はとがったスパイクを下に向けますが、はっきり言ってそれは誤りです。それでは自然な響きがしません。

Aマークは必ず機材の背面側に。
基本は前1点3点支持。
信号の流れの順に下から置く。
コンポは棚板の中心に置く。
インシュレーターはウーファーの下で受ける。
必ずオスの上にメスを乗せる。

  1. 置き方の原則は3点支持
     3点支持にする事によって振動の基軸が明確になり、音のエネルギーとその方向性が三角形の頂点の方へ流れるようになります。このときに注意していただく事は必ず附属の足は外し、しっかりと強度のある所を見つけ振動のモーメントが揃うように音を聴きながら力強く響きの綺麗なポイントを見つけ出すことが大切です。基本は前1点後ろ2点で、この場合音のエネルギーが前に出て来くるようになります。前2点の場合は音に広がりが出ます。CDプレーヤーのようにセンターメカの場合などは、そのメカが三角形の中に収まるように置いてやった方が音が安定する場合もあり、またインシュレーターの間隔によってもデリケートに音が変化しますので注意が必要です。またトランスが極端に偏った位置にある場合など、左2点右1点が良いという事もありうります。いずれにしても全体のバランスで最後は決めてください。
  2. オーディオラックにコンポのセッティング
     機材の前ヅラ合わせをしますと棚板と機材の前後の距離の違いにより、振動のモーメントが違いますので機材はいびつな振動にあおられる事になり、音は汚く力の無い音になります。然るに機材は棚板の真中に置く事をお奨めします。笹船のように一緒に揺れればいいのです、電車や飛行機に乗って移動しても乗っている自分は動いていません。この場合、乗り物が棚板、自分がコンポです。ラック選びの場合、横二連のものは振動のモーメントがずれる為音がよくありませんので、少々高くても必ず同じ物を二つ買いましょう。音については、合板や圧縮ボードのものより無垢寄せ木のものが良いです。コンポのラックへのセッティングは信号が下から上に流れるように、出来ればその順番に並べる事をお奨め致します。
  3. スピーカーのセッティング
     この場合も基本は前1点後ろ2点です。特に振動エネルギーの大きいウーハーユニットの直下で振動衝撃の第一波を受け止める事に全てが掛かっていると言っても過言ではありません。特に小音量でも正確な低音のピッチが明確に聴き取れます。この事が出来ていないと全ての音を濁らしてしまいます。やむをえずスピーカーの重心が高く不安定な場合は4点支持をお奨めいたします。この場合必ずガタが出ますがその時は後ろ側に詰め物をする事がポイントです。


戻る