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プジョー406でのC.G-Life(添加剤)使用記

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From: "T.T"
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Sent: August, Sunday 7, 2011 16:43 PM
Subject: プジョー406でのC.G-Life(添加剤)使用記

大分に出向く用があり、また連日の暑さでの疲れもあり、暑気払いのため英気を養おうと阿蘇の温泉で休日を過ごすことにしました。せっかくの遠出の機会なので、貝崎さんから噂を伺っていた燃料添加剤を急きょ送っていただき試してみることに。


初回はもっさり、まったり・・・

朝、最寄りのエネオスGSで登録から10年を経過、あと数百キロで10万キロに達しようする愛車プジョー406(2リットル、4AT)にハイオクガソリンを満たし、取説のとおり初回満タン65リットルに対し130ccを注入し、鹿児島から大分に向けスタート。

ルートとしては熊本までは高速道路を利用するがその大半が山岳路、熊本から大分までは阿蘇・くじゅうを経由するがもちろんこちらもほとんどは山岳路で初めての添加剤を試すには荷の重い設定となってしまった。

走り出してすぐの第一印象は、貝崎氏のレポートのとおり、エンジンの回転はもっさり、まったりとした感じでまったく冴えない。この調子で大分まで行くのは気が重いが何事も始まりが肝心と我慢のドライブを続ける。

きつい勾配の続く人吉周辺ではプジョー独特の軽快感がなく、いつも楽しいはずの道路も気が乗らないが比較のためいつも通りのペースを走り続ける。冴えない印象は八代以降の平坦な道路でも変わらない。

益城ICで高速を降り一般道へ。ここから阿蘇を目指すので10キロも走ると再び山岳コースに入る。上りのきつい阿蘇への登坂も普段なら楽しいはずがエンジンの重たい印象が足を引っ張って苦痛である。

瀬の本高原で昼食に手打ちそばを食し、大分県に入るとさらにきつい山岳路が待っている。自宅を出てすでに200キロ以上経過しているので普通ならエンジンの調子は上り調子になるはずだが相変わらずもっさりとして冴えない。やまなみハイウェイから長湯温泉経由で目的の大分市に到着。そそくさと用事を済ませて再び同じルートを戻ることに。


阿蘇の名湯とフレンチ

一向に乗り気にならない愛車プジョーに鞭打ち、阿蘇くじゅうのワインディングロードを走り回って目的の阿蘇地獄温泉に到着したのは午後5時前。およそ4年ぶりの再訪である。硫黄の匂いがあたり一面に漂っている。ここで4つの湯を楽しみ、老舗の和風温泉旅館には幾分場違いなフランス料理舌鼓を打つという趣向。

食にうるさい阪神間で修業したという社長が自らが料理するフランス料理は、すべて熊本の地場の食材をつかったもので味に力があり、かつ、洗練されている。奇をてらったところがまったくないのも気に入った。久しぶりに美味しいフランス料理を堪能し、余は満足じゃ!河津社長、どうもご馳走様でした。

この宿ではフレンチの他にも専務として経営を補佐する弟さんが京都の名店で修業した懐石料理も提供するという。次回はぜひこちらを戴きたいものだ。

※通常の予約では猪、鹿肉などを使った野趣溢れる料理でこちらもすこぶる美味。

ここの温泉の素晴らしさは相変わらずで、4つの湯にすべて浸かると自然に体が眠たくなってしまって早めに床に就いた。

早めの就寝で自然に朝早く目が覚めたのでもちろん朝風呂だ。阿蘇の霊気を受けながらの露天風呂はまさに別天地。長風呂したい欲求を抑え短めに切り上げると朝食会場へ。こちらも地元の食材を使ったものでまさに自然の力にあふれたもの。

<地獄温泉清風荘hp>
 http://jigoku-onsen.co.jp/


期待外れの燃費?

阿蘇の大地から湧き出る湯と美味しい料理に力をもらって帰途に就く。ドライバーは英気を取り戻したが相変わらずエンジンは廻りたがらない。熊本空港近くのエネオスSSで給油。515キロを走って42.5リットルを給油。リットル当たり12.1キロの燃費。さて、改善されたのか?ちょっと不満だが行程のほとんどが山岳路、特に阿蘇くじゅうセクションではきつい勾配と曲がりくねった道を考慮すれば良しとしよう・・・。


プジョーがハイドロに?

ここでクリーングリーンを携帯の電卓機能を使い注入量を計算し20ccを継ぎ足す。さて、ここから本番。走り始めるや否や、エンジンの回転が軽い。先ほどまでと同じエンジンと思えない回り方だ。トルクフルで軽やかに滑らかに回る。

ほどなく高速道路に入る。
加速も滑らかかつ力強い。
まるで排気量が200ccほどアップした印象である。

乗り心地も違う。サスペンションストロークが伸び、ホイールベースも少しストレッチされた印象だ。どこか既視感のある走り、そうだ、プジョー406と基本シャーシを共用するかつての愛車シトロエン・エグザンティアのあの浮遊感があるのである。

普通旅の帰路は疲れるもの。ところが熊本で給油してからの走りはずっと走っていたいと思わせるものに変容した。この「地の果てまでも・・」という感覚はまさにハイドロシトロエンを彷彿とさせる。

さて、肝心の燃費は?このルートは何回も利用しているが大体リットル当たり12.5から13.5キロの間。巡航スピードも平生どおりで、今回の予想(期待値)は14.5キロである。

自宅最寄りのエネオスで給油。168.9キロを走って10.1リットルの給油。なんとリットル当たり16.72キロでこれまでの最高記録、山陽道美東SA出光SSから神戸、淡路島を経由して高松市内のエネオスSSで給油した際の16.67キロを上回ってしまった。

それも平坦な道が大半を占めた高松までの行程と違い、半分以上が山岳路という悪条件である。セルフ給油で給油機のセンサーのばらつきもあるので、正確な値とは言えないかもしれぬが、体感上のフィーリングも合わせて判断すると大きく外れてはいないだろう。

いや、恐れ入りました。
また愛車を駆って遠くへ出かけたくなりました。
次はいずこへ・・・。

以上

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