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車のヒューズの加速度組立

2月20日、志賀高原に行って来た。地元のローゼンクランツユーザーであるYさんの紹介で格安にて借りる事が出来た車の保管場所へ行くのが目的である。志賀高原あたりはここ30年で一番積雪が多いと聞かされていたのだが、その日は稀に見る日本晴れ。太陽に輝く白い雪がキラキラと眩しい。

峠の道はまさに雪の壁!

その高さは人の背丈を裕に超えている。

「オープンカーの魅力は冬にある!」

筑波のスポルティーバさんからそう教わった。


そうだ、その雪の壁の間をオープンカーで幌全開で走ってみよう!

SAAB 9-3 Cabrioletを引っ張り出した。

先日ヒューズの加速度組立を施したAUDI 3.0 Quatoro S-Lineと比べると、足回りが跳ねる感じである。実を言うと、その処置前のAUDI S-Lineはもっと酷かった。130km/h位で走ると、進行方向へのGと下に掛かるGとの塩梅が宜しい。そうした状況を想定して作り込んでいるのがよく分かる。

では、その加速度組立の様子をご覧頂こう。


Yさんには処置前と、大きな動力を要する幌の開閉部分のヒューズだけを加速度組立した状態で一先ず走って貰った。驚くことに、走りとは関係ない筈のところで大いなる変化が生じたのである。

ヒューズの適正配置と方向性を揃える作業だから、普通は点火系を通してエンジンの調子、すなわちアクセルレスポンスや加速感といったところに一番効果を感じると思いきや、路面に吸い付いたかのように追随し、敏捷に動く足回りの変化には驚かされた。

全てはアースを通じて繋がっているからだが、機械である車も生き物と全く変わらないのである。コンピューター制御に負うところが多くなっているからであろうが、意外な新発見である。

次は普通の車と同じ部分のヒューズを加速度組立。


一般の交流100ボルトに比べて車は12ボルトの直流で駆動している。電圧が低い上に直流と来ているから電気の流れは一方通行なのだ。だから電気が流れ易くなるようにヒューズの方向性を揃えてやるとてきめんに効くのである。

更にはそれぞれの機能部分によって電気の負荷量が異なるので、欲しい時に必 要なだけ、無駄なく電気が流れるようにしてやることが大切なのだ。電気の淀みは走りの淀みを生むのである。

車は電圧が低いだけにほんの僅かが大きい。

オーディオで得たノウハウが車では何倍にもなって生きてくる。

電源タップから各機器への給電加速度組立で経験を積んでいる。


「車に芸術性を!」

私は更に自信を深めたのである。

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