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その31 「まるごと一冊寺島靖国」


 『改めて、BIGの良さを再認識したよ!』。

 と、持ち上げて下さった。
 
 パワーがJDFからアンプジラに代わってから色々とやってみたが、

 その威力には本当にビックリした。

 『音楽の友社から出たんだけど、そんな事を大きく取り上げた、

 僕の書いたムックを見てくれた?』。

 「いいえ、申し訳ないんですがまだ見てません」。

 「そのムックっていうのは、どういう意味なんですか?、

 恥ずかしいですが、初めて耳にした言葉なので教えてください」。

 『あっ、そう、単行本と雑誌の中間のサイズの物なんだよ』。

 「そうですか、それではこの足で帰りに買って見させて頂きます」。

 『わざわざ買わなくってもいいけど、一度見ててよ』。

 そうなんです、寺島さんの立派なところは決して恩を着せるような事をしないのです。ですから、今までに私のところの製品を取り上げてくれても、ただの一度だって連絡してくれた事はありません。

 私は、寺島さんのそういうきれいな所が好きなんです。

 
 昭和通りの秋葉原ショセン・ブックセンターまで行き、探してみるのに見当たりません。そこで店員さんに聞いても分からなかったので、翌日村井さんに尋ねてみる事にしました。さすがは情報通です。

 『あっ、それなら家にありますから持って行って下さい』。

 ということで、早速頂きに上がる事になりました。

 「それはそうと、ムックとはどこから来た言葉なんですか?」。

 『10年も以上前に出来た呼び名で、

 マガジンとbookを合わせた造語なんです』。

 「ハハ〜ン、そういう事か!」。


 持って帰って読んでみました。

 本のタイトルは、「まるごと一冊寺島靖国」。

 そのタイトル通り、これ一冊あれば寺島さんのすべてが分かる超お買い得です。

 なかでも、この1月に無くなられた安原顕さんとの対談が特に面白いです。

 お二人は同じ早稲田の悪友同士で、音の好みではまるで正反対ですが、

 一番気が合った親友だったみたいです。

 私自身は寺島さんの音より、安原さんの音と好みがピッタンコでした。


 < オーディオ武者修行と銘打って著名人宅の訪問記 >。

 < 寺島靖国人生の100枚 >。

 < メグのレコード係が語る寺島靖国の横顔 >。

 < 寺島オーディオの変遷 >。

 と、内容も盛り沢山です。


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