12月17(土)、18(日)は秋田のアルファペックスさんで試聴会を行いました。数日前から天気予報を気にかけていましたが、寒波襲来で雪になりそうです。チェーンやゴム手袋等を準備しての出発となりました。
金曜日の朝9時に東京を出ました。東北道では蔵王あたりで少し雪が降りましたが、一関まで来ると空も青くとてもよい天気でした。途中でアルファペックスの小野社長に電話で尋ねると、秋田市内はかなりの雪だそうで、この調子だと豪雪地帯の横手や大曲を通過するのが大変だろうと心配してくれました。
湯田あたりから見る見るうちに真っ白となり、いつチェーンを着けるようになるのかヒヤヒヤしながら秋田道を走りました。夕方6時頃に何とか秋田に辿り着けました。
当日二日間は生憎の雪だったのでお客さんの入りを心配したのですが、それでも30人ほどの人が来られ、初めて耳にするローゼンクランツ製品の音を真剣に聴き入る姿がとても印象的でした。
『ローゼンクランツのウェブは有益なので、いつも楽しみに拝見していますよ!』と声をかけて下さる方が多いのには驚きました。
試聴会のメインは、今力を入れて売り出している「RK-AL12/Gen2」というスピーカーです。それをスペックのF1というアンプで鳴らしました。ハイエンドショウでも隣のブースという事もあり、そのアンプをお借りして鳴らした事があったのです。スペックさんはパイオニアのO.Bが集まって出来た会社なので、知り合いの方もいて何かとご縁を感じます。
アルファペックスさんの店舗には、ショウルーム、試聴室、サービスルームが完備されておりとても立派です。アプローチ部分の高い天井が特徴でクラシック音楽を再生するには持って来いです。また、社長の小野さんと私は歳も同じなら創業した年まで同じですから、懐かしい同級生に会ったような気持ちがします。
スピーカーの魅力を演出しようとの配慮から、小野さんは朝早くから選曲に余念がありません。CD、PCオーディオ、メディアプレーヤー、アナログLPと多彩なソースを駆使したデモンストレーションとなりました。余りにも複雑な結線になった関係で、初日はメインのCDの音が出なくなるといった、ちょっとしたハプニングに見舞われましたが何とか無事に乗り切りました。
二日目はその反省を活かして間違いの起こり難い結線に変えると共に、用意周到なる音合わせと各機器間のエージングも相まって、素晴らしい音を聞いて頂く事が出来ました。お店での初めての試聴会は大成功でした。
音楽表現が素晴らしかったので、ローゼンクランツには大いなる関心と興味を持って頂けたと思います。音の素晴らしさは充分にお伝え出来たので、次に試聴会をやる時には、打ち解けた雰囲気で質問や会話の時間を多く持てるような集いにしてみたいと思いました。
アルファペックスお客様及びスタッフの皆様有難う御座いました。
スペックのN氏と一緒に秋田へ伺いたく存じます。
また、暖かくなったらお会いしましょう。
カイザーサウンド
貝崎静雄