トップ情報日本国民は日本という国をどんな国にしたいのか?>中国機の領空侵犯「本格的な挑戦を開始」 米専門家が警鐘

中国機の領空侵犯「本格的な挑戦を開始」 米専門家が警鐘

2012.12.15 22:07 [尖閣諸島問題]

【ワシントン=古森義久】中国機による沖縄県・尖閣諸島の領空侵犯について、中国の軍事戦略を専門に研究する米国の民間シンクタンク「国際評価戦略センター」のリチャード・フィッシャー主任研究員は14日、産経新聞とのインタビューで、中国側による尖閣統治の誇示を狙った本格的な挑戦の開始であり、日本が反撃の行動を取らないと尖閣放棄にもつながるという見解を表明した。

フィッシャー氏は中国国家海洋局の航空機が13日、尖閣諸島の日本領空を初めて侵犯したことに対し、「海上での中国公船による日本側領海への侵入と連携する、これまでで最も挑発的な行動だ」と特徴づけた。

日本の対応については「中国のこの侵犯は日本に物理的な対応の権利を生み、戦闘機をこの空域に送るだけでなく、この地域での軍事演習の実施、さらには尖閣自体への地対空ミサイルの配備など、なんらかの防衛措置を取ることを正当化する」と述べた。

同氏はまた、中国側がこの侵犯の模様を報道し、いかにも中国が尖閣の実効統治を果たしたかのように宣伝していると指摘。「日本側が何もしなければ、尖閣の主権も施政権も中国側に奪われたとの印象が生まれ、中国は沖縄取得までを目標とする大規模な領土拡大のキャンペーンを推進することになる」と警告した。

さらに、「今回の侵犯は中国側の威嚇かつ挑戦であり、まず日本を脅して譲歩させることを意図している。日本側は尖閣の主権を守るために戦うか、何もせずに降伏して、尖閣を放棄するか、いよいよ選択を迫られたことになる」と述べた。

フィッシャー氏は米議会国家安全保障特別委員会顧問や米中経済安保調査委員会顧問などを歴任した。




じわりじわりと日本は追い詰められている。

前回の尖閣漁船衝突事件も小沢と菅の民主党代表戦の時だった。

相手の国に攻め入るのに、政治の空白を狙うのは定石である。


日本の正念場だがどんな対応と行動を示すのか! 

今こそ政治の手腕が問われている。

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