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ヤンキース2日続けてのサヨナラ勝ち


 神様はなんと言うことをするのでしょう。東洋人初のワールドシリーズのマウンドに上がったダイヤモンドバックスの抑えの金炳賢は、前日2点差のランナー1塁で迎えた9回ツーアウトの場面で同点ホームランを打たれ勝ちを9分9厘手にしていたものを逃がしてしまった。これで2連勝の後2連敗になり勢いはヤンキースのほうが出てきました。

 ヤンキースタジアムでの今季最終試合である第5戦、これまた前日と全く同じように9回2点差でブレンリー監督は昨日に続いて金投手を送り込みました。意地とプライドが見える投手起用、すごい駆け引きと戦略を感じます、やられたらやり返すという勝負の鉄則を地で行ったわけです。成功すれば自信を回復させチームに勢いを取り戻せる。しかし、裏目に出たらとんでもない事になるわけですが、その確率は非常に低いと見たのでしょう。ランナーを一人こそ出せ、金投手はアウトを二つ26個まで取り、あとアウト一つ取れば勝ちいうところで、またもや前夜と同じ同点2点本塁打を8番のブローシャスに浴びてしまった。

 打たれた球はど真ん中の甘い球でした。一生悔いが残る一球でしょう、マウンド上でガックリとうなだれる金投手、リベンジを図ったが返り討ちにあってしまいました。しかし、ここで私はこう感じました、彼はこれから成長して大物になるのではないかと、今年ドラゴンズの監督になった同じ下手投げの山田久志投手が日本シリーズで、王さんに打たれたサヨナラホームランのシーンとダブりました。それから彼は一球の大切さを学び、大投手になったのです。

 ダイヤモンドバックスには奪三振王208センチのランディー・ジョンソンが控えています。第6戦からの両者の戦い方が見ものです、俄然ヒートアップして来ました。


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