トップ情報最近のニュース最近のニュース2001>「マニアが聴きたがっていた電源ケーブル」

「マニアが聴きたがっていた電源ケーブル」


電源ケーブル     MODEL AC-3EX

 − さすがカイザー、ソノリティーが高い −
 ● 藤岡誠

 さすがカイザーと言うべきかも知れない。弦楽合奏が鳴り始めた瞬間にソノリティーの高さが解る。ワイドレンジ。ハーモニックスがきれいに伸びるのでレンジの演出効果がある。ピアノもリアル。フォルテピアノもストレートな響きだ。声楽も瑞々しさがあり伴奏ピアノもきれいに展開する。低域も制動力を伴った上で量感が充分で重心も低いのだ。S/N感も良好。SACDにおいてもバランスに破綻が無くワイド。低域は薄くなるかも。推薦。

 − 高いが納得できるケーブル −
 ● 川村正行

 カイザーサウンドでも1Sとは大違いでアル。電源コードにこれだけ投資するかということもあるが、納得できる内容をもつ。全体域に渡ってバランスがいい。全体に音が滑らかで厚みがあり、音場を出す。即物的に音が聴こえるのではなく、広がりとニュアンスがきちんと着いてくるのだ。立ち上がりは明確だがきつさはなく、表現力も豊か。低域も力強く、中高域とのバランスもいい。ソフトを選ばず、確かな音を聴かせた。

 − 思わず頬がゆるむ −
 ● 村井裕弥

 イタリア合奏団を聴くなり、頬がゆるむ。同社の1Sで気になった、やや高域よりのバランスが、完全に調整されているのだ。低域から高域まで、しっかり音色が揃い、間接音の程よいふくらみも魅力的。「月光」は、結構抑え目に弾いている印象だが、渋めの響きにしっかり味わいがのってるから、説得力が強い。この調子で行くと、フォルテピアノは角が丸まるかな、と予想したが、いい方向に裏切られて満足。ズバリ大推薦。

A&Vビレッジ 52号より引用

back