最近、CEC専用スタビライザーが十数年前のような売れ方をしている。
CECのベルトドライブ新機種投入がその大きな理由だろう。
両者はすっかり杵と臼のような関係となっている。
CECのベルトドライブが再び脚光を浴びているのだ!
音の良いCDプレーヤーが姿を消してしまったからだろう・・・
耳の良い音楽ファンにとってはCEC一択なのかもしれない。
ベルトドライブ式のスムーズな音が評価されるのは自然の理である。
有難い事にSTB-51は完売してしまった。
残るはSTB-1の在庫を残すのみである。
売れるのは喜ばしい事だが、逆に困った事が生じてしまった。
汎用旋盤の名人が高齢で作れなくなったのだ。
この薄物を治具作りから材料の方向性の管理、そして母材と埋め込み材との厚みの比率まで、パーフェクトにこなしてくれる職人を見つけるのは不可能に近い。
形は同じように作れても、音は簡単ではないのだ。
大喧嘩しながら作ってくれた当時を思い出す・・・
無くなって初めて分かる貴重な人物や作品の有難さ!
STB-51、STB-1はプレミアがつくだろう!
間違ってはいけない! 物は機械ではなく人間が作るもの 2001/09/24