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電源に大きな予算を掛けた小型システム(Monitor Audio PL-100)

四畳半には性能過多なシステム

部屋は4畳半、スピーカーは小型2ウェイ。シンプルなシステムだろうと楽に構えて訪問しました。部屋に入って唖然呆然です。天井、壁には布や吸音材がこれでもかと取り付けられており苦心の跡が伺えます。

ピュアオーディオも2チャンネルと5.1チャンネルに分けて楽しんでおられるとの事。プリが2台あり変則的な2システム。クロックやDAコンバーターもあるので結構配線は複雑ですが、何にも増して電源系統が凄いです。

基本となるシステム
SACD エソテリック DV60
プリ アキュフェーズ 2410
パワー アキュフェーズ A45
スピーカー モニターオーディオ PL-100


コンサートホールの深々とした響きを紡ぎ出せるか!?

単刀直入に尋ねてみました。

「どんな鳴り方を求めているのですか?」


『コンサートホールの深々とした響きで、

クラシック音楽を聴きたいです!』


本件にあっては施主様の要望を叶えることは並みの技術では望むべくもありません。その理由は次の通りです。四畳半や八畳といった正方形の部屋は縦横の長さが同じ為に、音が単調になり魅力ある音色を出すのがとても難しいからです。ロックやポップスあたりならまだしも、クラシックを深い音色でということになるととても難しい環境です。

私の視点から見ると、この狭い部屋にスーパーウーハーやスーパーツイーターを追加するなんて暴挙でしかありません。難しい環境を更に難しくしているからです。

雑誌に書かれてある内容に影響を受けたとは言え・・・。

「無理」や「無駄」や「無茶」は、「無残」な結果が待ち受けています。


「こんな難問を解決出来るのは、誰彼と居ませんよ!」

「まぁ!、何とか頑張ってみましょう!」


「では、短くて構いませんので、

弦、管、打楽器、声楽をひと通り鳴らして頂けますか?!」。

「結構です、よく分かりました!」

音に滲みがあることから何ヶ所かの帯域にピークがあります。それを避けたいがために多量の吸音対策が欠かせなかったのでしょう。それはそれは涙ぐましい跡が見受けられます。

あれこれ試みるのは楽しみの一つでもあるのは解りますが、

何事にも塩梅というのがあります・・・。


どちらにしましても、「これ以上は無理!」 と判断して、私にクリニックの相談があったのでしょう。その動機の元は、私のスピーカーの「加速度組み立て」の公開実演に数年前に立ち会った経験があり、その音の効果に驚いた! と打ち明けてくれました。

自分なりにやるだけのことをやって、得心が行ってから私のクリニックを受ける! というのは早い段階からの決定事項だったそうです。S.Kさんは探究心の強い方のようで、私と似ているところがあります。

とは言え、もっと早く声を掛けてくれれば・・・。

使った予算からすると今の何倍もの素晴らしい音を楽しんで頂けたのに・・・。

行くとこまで行かないと分からないのが人間なので、

人のことは言えたものではありません。


私本人も、とことん浪費したからこそ今日があるのですから・・・。

そう考えれば、私と縁が出来たS.Kさんは運の強い方だと思います。

何かが引き付け合うのでしょう。


いざ! クリニックの開始

オーディオボードが3枚あるのですが、ラックが二連で幅広のため片方の脚がはみ出して右のスピーカーボードにまたがっています。スピーカーと機器にとっては、お互いが言い争いをしている最悪の状態です。


「これを全部どけましょう!」というのも、私の方からは言い難かったのですが、前からご本人もそう感じていたらしく、この際だから思い切って根こそぎセッティングを行いたいということになり即実行。


予想通り音の迷走が消え、スッキリ見通しの良い音になりました。


タップが4台、アイソレーション電源が4台。電源ケーブルだけで21本ありました。各機器の配電バランスを考慮して、どのケーブルをどの機器に、その機器をどのタップのどの場所が良いのかを見切って配線し直します。


普通は繋いでは聴き、聴いては繋ぎ変えて音が良いと思う方にしますが、これだけの数ですと天文学的組み合わせになるので、事実上聴き比べて判断というのは不可能です。

モニターオーディオのPL-100のツイーターはリボンタイプなので、かなり上まで伸びているはずです。カタログ値では100KHzです。今回何が問題なのかと言いますと、スーパーツイーターとの振動板の形状の違いです。

ジェットタービンのような突風と、ゆらゆら揺れるリボンは振動波動が上手く融け合わないのです。本来の持ち味である美しくきれいな響きを潰すことはあってもプラスに働くことはありません。帯域的にも充分なので、これも外すことに決定です。

音の滲みの原因が取れたもうひとつの理由は、部屋との振動の折り合いの良いスピーカー設置場所を選べたことにあります。床をスパーウーハーとして活用させるには、振動の発信源であるスピーカーの気流の波動と床や壁との振動波動の同期が条件となります。

部屋にある全ての物を楽器になぞらえ、

調律すると言えば分かって貰えるでしょうか。

これらの行為は全て耳で行います。

これが、「辻褄合わせ式カイザーセッティング」です。


ローゼンクランツインシュレーターPB-BIGはいち早く買ったものの、音がきつくて使えなかったので、ソフトな素材のインシュレーターになって行ったそうです。このような感想は少なからずあります。

当社のインシュレーターはエネルギーが強く出るので、セッティングが上手く行っていない今回のようなケースでは、共振ピーク部分が強く出て聴くに辛い音になったのです。しかし、私が行うような正しい振動対策をしてやれば、見違えるような音が出るようになります。ここではPB-BIGをCDプレーヤーに使いました。


クリニックの最後は、お互いを取り持つ縁となったスピーカーの加速度組み立てを行うことになりました。PL-100はエンクロージャーに対してウーハーユニットの取り付け位置が完璧です。ウーハーとツイーターの上下の位相軸配置関係もパーフェクトです。


今までに数え切れないほどのスピーカーに接していますが、この二点の極意を掴んでいるメーカーは滅多にありません。特殊な測定器を開発出来ているのか、あるいは耳で探り当てているのか、どちらにしてもその技術は賞賛したいと思います。

音は結果が全てです!

信じ難いほど基音倍音がミクロマクロ方向に伸びる!

PL-100の価格が42万円と聞いて二度びっくり!

値段もさることながら、製品の完成度がとにかく素晴らしい!


小型2ウェイスピーカーの加速度組み立て料金は5万円!

この機会に是非お試し下さい!

郵送でも承ります!

加速度組み立ての奥義を公開 (動画)

ディンプルパターンをあしらったユニットのスピーカーも素晴らしかったが、Platinumシリーズは表現したい音をハッキリと見据えているが汲み取れる。そんなモニターオーディオ社のサウンドに触知出来たのはとても嬉しかった。

今回のS.Kさんのクリニックが何を示唆しているのか!? 

機器の性能過多と電源汚染との相性の悪さが、

オーディオの家庭内離婚を引き起こすのです。


カイザーサウンドではこの電源問題を根本から解決すべく、

弊害・副作用の無い独自のアプローチで研究開発を進めています。

最小のコストで最大の効果があります。

関心のある方は下記へお問い合わせ下さい。

郵便番号   135-0045
住 所   東京都江東区古石場2-14-1
ウェルタワー深川606
社 名   カイザーサウンド有限会社
担 当   貝崎静雄
TEL   082-230-3456
携帯   090-2802-6002
E-mail   info@rosenkranz-jp.com

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