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ログハウスのTANNOY-VLZ

退職を機にアキュフェーズのアンプとCDを購入。20年前に建てたログハウスで、TANNOY-VLZと共に豊かな音楽ライフを楽しみたい。そこで、オーディオクリニックの相談を頂きました。

花巻と盛岡の中間にある紫波という町が今回の訪問地ですが、前夜は菊地雄星と大谷翔平を生んだ花巻に宿を取りました。当日の1月14日は抜けるような青空で爽やかこの上なし。山の白銀は陽の光を受けて煌めくように眩しい。雪国の凛とした空気を吸い込むと肺がシャキッとします。この引き締まり感は私が生まれ育った瀬戸内には無いものです。

翌朝、早めに宿を出て愛車ベンツのオイル交換をしてやりました。寒い冬でもエンジンが一発で掛かる5W-40です。お昼前にJ.K邸に到着。立派なログハウスです。ご存知のようにログハウスは丸太をメインにすべて無垢材で組むので、音の響きと振動減衰が自然でオーディオにとっては理想の環境です。

だから少々ラフなセッティングであっても不快な音がすることはありません。木肌むき出しの家は気持ちがとても和みます。この風合いを知ると新建材ばかりで出来た最近の家造りは褒められたものではありません。


メインシステムはスピーカーがタンノイのVLZ、アンプとCDはアキュフェーズのE-600、DP-700、木製のスピーカースタンドは山形オガワラボでの特注。


本件の唯一の問題はスピーカースタンドの下に敷いてある人工大理石です。潤いのない音もさる事ながら、音楽的な寸法比が良くないこともあり、買ったばかりで申し訳なかったのですが、外す方向で音作りさせて頂きました。


吹き抜けがあったりして平らな面が無いのがログハウスの特徴です。セッティングが適当であっても不快な音は全くありませんが、気流の複雑な反射を読み切り、スピーカーの理想の設置場所を見つけると信じられないほど素晴らしい音空間が拡がります。その魅力あふれる音を一度体験すると生涯忘れることは出来ません。


各種製品の能力を見極める

1.電源対策@編

セッティングは勿論のこと、何がどのような効果があって、今後何を買うべきかという品定めが今日の一番の目的のようです。その意向に従って費用対効果の高い製品を順番に体験して頂こうと思います。

先ずは、空きの壁コンセントに差し込む形で使う、名前もモロの電源対策@という製品の試聴です。これはローゼンクランツ番付で私が東の横綱に据えている実力者であります。配電盤に戻り家全体に行き届き、効果が現れるまでには15分〜20分ほど掛かります。

徐々にノイズっぽさが無くなり、タイミングがピタリと揃うからとても気持ち良いです。音に力が漲り音色も美しくなります。魅力ある音楽を聞くには絶対に外せないアイテムです。どなたにも是非使って頂きたいアイテムです。


2.加速度給電編

微妙なニュアンスが出始める頃を見計らってトランスから理想の給電が行えるよう、数あるレセプタクルの中で各機器の最適場所を見つけてやります。内部のトランスから引き出しているタップの位置や配線の長さ等によって差込口毎に大きく音が異なるのです。


これらは全て物を見切る力が無いと出来ない芸当です。クリニックを受けた人やメグでのイベントで私の実演を見た人達は、不思議で理解出来ないけど認めざるを得ないと言ってくれます。そんな訳だから、ウェブで活字を読んだだけの人には到底分かって貰うことは出来ません。


3.インシュレーター編

コストフォーバリューが一番高いPB-Brotherをスピーカーに使用。効果が一際大きかったのか、6個を即購入頂きました。ローゼンクランツのインシュレーターは世界で唯一素材の響きの方向を管理して作っている最高級レベルの製品です。音楽の好きな方が聴いたら一発で判ります。


だから製品間の品質にバラつきがなく、音のエネルギーの向きが揃っているので、演奏家や歌い手の気持ちが聴き手に素直に伝わるのです。この差が音楽性の違いとなって現れる理由です。ローゼンクランツ・インシュレーターの評価が高いのは必然なのです。


4.スピーカーと部屋のエネルギー合体編

クリニックの最後の方になると、コンパクトなVLZがログハウス全体を揺るがすような音を奏で始め、驚きを越して奇跡と言っても良いほど素晴らしい音楽空間に化けました。

振動エネルギーを阻害せず、どこまでも成長させるという考えに則ってセッティングするカイザーサウンドの加速度エネルギー技術は、オーディオだけに留まらず車の世界にも進出すべく今春から事業展開して行きます。

車は内燃機関方式から電気、モーターへと移行しつつあります。オーディオで培った磁気と電気と芸術である音楽表現との関係の解明に於いては、カイザーサウンドの独自技術に注目が集まるでしょう。


Kaiser Collection Alfa 75 '91


電気はどんなものにも利用出来る便利なエネルギーですが、その分ノイズに弱いという面も持っている諸刃の剣状態であります。だからオーディオは難しいのです。その難問を解かんとしてカイザーサウンドは日々精進し続けています。

「車の走りに音楽的芸術を与え、その走りが新たな芸術を生み出す」

このメカニズムデーターの採取により、

更なるオーディオの謎の解明に近づけると確信しています。

オーディオ界の革命児!

カイザーサウンドの今後にご期待下さい。

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