トップ>情報>ケーブル>究極のデジタルケーブルの開発に成功
ケーブル
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S.Kさんというお得意様から頂いた優秀録音盤に傷をつけてしまった事が、後に想像もしないことになろうとは・・・。
途中の一ヶ所音飛びするようになり、もったいない事をしてしまったと悔やんでいた時の事でした。ある日の事、息子がプラモデル用に持っていたコンパウンドで傷の入ったディスクを磨きました。
「なんじゃこりゃ!!・・・」
『ぐぇ〜〜!!』
二人して悲鳴に近い声を発しました。
素晴らしい音に変身してしまったのです。
音飛びの事など忘れて、その音の変わり方の凄さに息子も私も耳と脳が全開状態になっていました。
「ディスクを磨いただけでこんな音になるのだから、何百万の金を掛けても音が良くならないのは当たり前だ!」。
『海面に太陽が反射してキラキラ光るよね、あれ、あれ』
『ディスクとピックアップがその状態のあるのよ』
1軸や2軸方向ではなく X Y Zの無限大方向にずれが生じるのだから、クロックの精度を上げることだけでは解決するはずありません。
トランスポートから後につながる機器類を、クロックでジェネレートした効果については有り余るほどの精度です。
1ppmは1/1,000,000秒、すなわち12日間でわずか1秒ほどの狂いは充分すぎるくらいのはずですから、問題はピックアップ時にあります。
得意科目はいつも99点か100点なのに、10点の苦手科目があるのに似ていると言えるでしょう。そんなアンバランスだから満足に至らないのです。
ディスク製造後の表面の波打ち分の誤差に見合うデジタルケーブルが作れればO.Kのはず。先回りをするのか、後出しじゃんけんをするのかは別にして要するに相手と合わせればよいのです。
どう考えたって、人間と人間のアイコンタクトや意思疎通の中で音楽を演奏するのには1/100秒以内の誤差で充分です。
少々の事はエラー補正回路が何事も無かったかのように、再生可能方向に導くけれども、音には逆にそれが邪魔をしているんだ。
『ひらめいた!!』
『これからすぐデジタルケーブル作るよ!』
図面を書くのに3分と掛からなかったでしょう。
そして1時間後には試作モデルが出来上がりました。
ワクワクする気持ちで「ロザリアのソナタ」を聴きます。
LPで聴いていた頃の音とそっくりの音がするではありませんか。
デジタルの匂いは完全に消えてなくなっています。
とうとうその匂いの元を突き止めたという実感です。
これは世界のオーディオファイルに聴いて欲しい。
先に見据えた世界戦略の担い手です。
何の迷いも無くネーミングは決まりました。
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その後、細かい調整を試みつつ試作を重ね完成しました。
2007年の新製品第1号になります。
ライターの村井裕弥さんのレポート
オーディオアクセサリー/126号のレビュー
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