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その12 ケーブルの長さによる音の違いの実験


 神田明神の結婚式場で催されたオーディオワールドでの模様をお伝え致します。拡声器を使った呼び込みの声とか、騒音のヴォルテージ最高の秋葉原からすぐそばなのですが、信じられないような静かな対極の環境です。

 雨のせいもあったのでしょうが、来場者数は思ったほどではありませんでした。しかし、目的を持った方達ばかりなので、音を聴く態度は真剣そのもので説明する側としても自ずと力が入ります。

 カイザーサウンドの今回のテーマは、「カイザーゲージ」=(音を測る物差し)一本に絞ってデモンストレーションしました。特に初日の今日は来場者の目の前で切ったスピーカーケーブルの聞き比べです。

 2.1kaiser(2.205m)で試聴

 「音の良い長さ」と「悪い長さ」が存在するという事実を体験して貰おうという試みです。今回テストに使用したのはスペース&タイムの1.000円/1mのクララという8Nケーブルです。先ず初めに2.1kaiserで聴いて頂きます。

 この2.1kaiser(2.205m)というのは、どんなコンディションの良くないシステムの中に入れても見事に良い音で鳴ってくれる長さなのです。これは秋葉原のエンゼルポケットでもテスト済みですから、ごく一部の人には既に知られていた事です。

 2mちょうどで試聴

 次に聴いて頂いた長さは2mちょうどの物です。音が出た瞬間!、『これは駄目だ!!』という顔に皆さん変わりました。その音の傾向は全体に低音側にバランスがシフトされ、中音から高音にかけての美しい音が埋没してしまいました。

 約20センチほど短くなったわけですから、音の抜けやスピード感は出てきても良いはずです。しかし、結果は皆さん方の思いとは違ったものになったのです。この時点では狐につままれたようなキョトンとした皆さんの顔が特に印象的でした。

 1.95kaiser(2.0475m)で試聴

 3番目はそうした事実を決定的に理解して頂くために、2mのすぐ近くで音の良い長さをお聴かせする事です。1.95kaiser(2.0475m)、敢えて4.75cm長くなる長さを選んで聴いて頂きます。結果は、音楽性が上がって先ほどの2mのケーブルとはまるで別世界の音楽に変身しました。

 プロの同業者も真剣そのもの

 これには全員の方が認めざるを得ません。また、この興味のある出来事に対してその秘密を知ろうと、会場には何人ものプロの同業者が耳を研ぎ澄まして聴いていたのも私の目に入りました。

 たった数センチの違いで、これだけ音楽表現が変わってしまう恐ろしさを体験出来た方達は、これを機に私の提唱する「音のカラクリ」に興味を持ち始め、オーディオに対する考え方が根本から変わって行く事でしょう。

 即売会場ではカイザーゲージが飛ぶように売れた

 9月1日からカイザーゲージが1.000円値上がりになることを知った人達が、カイザーのデモンストレーション終了後、一目散に即売会場に駆けつけ瞬間に記録的な売り上げになったそうです。あとで聞けば、『一体その会場で何が起こったのか?、ビックリした!』というのが会計を担当した人の感想でした。


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