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その13 一世一代の私のデモンストレーション


 興奮のルツボと化した会場

 二日目土曜日の自分のブースでのデモを終えた後、ローカルメールのコーナーで「カイザーゲージ」を使ったデモンストレーションを行いました。説明を始めた時点では10人そこそこでしたが、少しずつ聴衆が増え最後には40〜50人近くまでになっておりました。

 この度のイベントでの最後のデモになりますので、ありったけのエネルギーを絞り出しての熱の入った説明になりました。今までの中でも1〜2に入るものだったでしょう。そんな私の気合に引きづり込まれるようにして、会場は興奮のルツボと化したのです。

 ケーブルの長さによる音の違いの実験

 使用しているスピーカーはアッシャーの520、ペアーで28.000円という小型の2ウェイモデル。先ず私が持参したスペース&タイムのクララというスピーカーケーブルを使った、「音の良い長さ」と「音の悪い長さ」の実験から始めます。

 最初にいきなり、最高に音の良い長さである1.8カイザー(189p)で聴いて貰います。その音の凄さに驚いた皆さんは一気に私の話の虜になったようです。次に、ごく当たり前に売られている2mの物で聴いて貰うと、音の悪さに会場はしらけてしまったのです。

 音の良い長さの単位の呼称は?

 日本で買えば「メートル」という単位で、

 アメリカで買えば「フィート」という単位で、

 イギリスで買えばおそらく「ヤード」という単位で切り売りされているのでしょう。

 こうして、その国で採用されている普段使い慣れた単位で計っているに過ぎないのです。

 一定のピッチ(52.5mm)でウェーブ状の法則性を持っている

 音といえば長さで変化するという事ぐらいは誰もが知っている初歩中の初歩のはずです。それが長いステレオの歴史の中で検証されずに来た事そのものが今となっては不思議でなりません。

 そうです!、世界の誰もが「音の良い長さ」と、「悪い長さ」の関係を解明出来なかったのです。

 長さによって音が変わるという事は漠然とは言われて来ておりました。しかし、「カイザーゲージ」のように、ある一定のピッチ(52.5mm)の法則性を持ってウェーブ状に繰返しているという事は明確にされませんでした。

 
 長くなっても音が良くなる事がある

 次に2mのすぐ近くで音の良い長さのケーブルを聴いて貰うことにします。

 1.95カイザー(204.75cm)です。

 5センチ弱長くなったケーブルで聴いて貰う訳です。直流抵抗という考え方からしますと、長くなればなるほど不利という考え方が常識です。長くなっても音が良くなるポイントがあるという事実が証明出来れば、固定観念を捨てて貰うには一番の特効薬のはずです。

 
 さて、その肝心な音ですが如何だったでしょう?!。

 先ほど2mのケーブルでしらけてしまった空気が、

 今度は一変して感動の顔!、顔!、顔!になったのです。

 会場中が恵比須顔です。

 空間の時間軸の調整

 ここでもう一つ追い討ちをかけるように、前後の「カイザーウェーブ」の調整です。先ず最初に青い波である157.5ミリの半波長分前に出した音と、後ろに下げた音を確認して貰います。さらに、その半分というように、こうしてキメ細かく追い込んで行くと、見る見る音楽の喜びを感じるようになってくるのです。

 また、両スピーカー間の間隔も中心軸で1.8カイザー(189p)に合わせます。これで、もう鬼に金棒です。誰が聴いても良い音は良いのです。

 そこで私が、皆さんにどの状態の音が良かったか?挙手を求めますと、全員が良いと感じる音が同じになったのでした。皆さんの嬉しそうな顔を確認した私は次の作戦に出ます。

 部屋のどこで聞いても変わらない音楽の感動

 最高潮に達した会場の空気を利用して、

 「それでは皆さん!席を立って、部屋中を歩いてみてください」。

 「また、廊下の外に出て、この音の浸透具合を確かめて下さい」。

 「どこまでも音楽が、”カイザーウェーブ”に乗って届いているはずです」。

 「これは、音のピークもディップも無いからなのです」。

 「こうしたプレーンな平行面を持った壁構造でも、

 フラッターエコーとは無縁の世界です」。

 
 飛ぶように売れた「カイザーゲージ」

 かくして、自分の目と耳でその音の効果と法則性を目の当たりにした方々は、ほぼ全員の方が「カイザーゲージ」を買ったのです。すぐ隣の即売会場では私を取り囲み質問の山です。また、遠くから来られた方などは記念にと、「カイザーゲージ」に私のサインを求められることもありました。

 最後の最後で今回のオーディオワールドは最高に盛り上がったのでした。


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