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RK-BW・・・その5 「802で初めての音だし」 |
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アンプからノイズが出るということで修理でお預かりしたのは、MC-275のレプリカモデルです。ノイズの原因である抵抗と12AZ7を1本取り替えその納品先のMさん宅の802を使ってのRK-BWの試聴ですが、相棒役のプリは勿論C-22レプリカ、CDはスチューダーのD-730、アナログプレーヤーはトーレンスTD-520というラインアップです。 出来上がったRK-BWを初めて802に装着して音出しする日です。先ず802をそっと横に寝かせた後、六角レンチで純正のボールキャスターを前の2個だけ外します。その外したあとに今回の新製品であるRK-BWをトラスのクロメートネジ(M4X25)で取り付けるのですが、ここで気をつけなければならないのはAマークをスピーカーの背面の方に向けて取り付けることです。これで音楽のエネルギーは前に向かって流れます。 |
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今回は前2点後ろ1点の3点支持です、後ろの1ヶ所はPB-BIGのペアーを使いますのでネジ止めの必要はありません。スピーカーを起こし前の下の部分を少し持ち上げ、PB-BIGのオスをRK-BWのメスの円錐状にくぼんだ芯の部分に先ず一つ確実にあてがいそのままそっと下ろします。 今取り付けた所と後ろとの2ヶ所を支点にして持ち上げ、前のもう一つを先ほどと同じ要領でオスをあてがい静かに下ろします。これで前の2ヶ所がRK-BWが装着されたことになります。この後、後ろにPB-BIGを静かに挿入して完了です。この時にもAマークが後ろに向くようにします。 一人でやるとトールボーイですから、もしも倒したり指を詰めたりしたら危険ですから必ず二人でやることです。 とりあえず左チャンネルだけ装着して従来の音との聴き比べです、頭を2本のスピーカーの真ん中に置き左右に首を振り音の違いを確認します。ピアノ曲、バイオリンコンチェルト、ソプラノと立て続けに聴きましたが音量差が2dBぐらいありそうです。従って右のスピーカーからは音が小さく感じ、意識して近づこうとしないと聴こえにくいほどです。 実際にこれだけのエネルギーロスが生じていたということになります。この時点で右チャンネルも同じようにRK-BWを装着し今度は正式に聴き直しです。両チャンネル揃うと累乗倍に違いが出てきます、特に高域と低域が別々に鳴っていた感じが無くなり両者のユニットの時間軸が揃ってきたのでしょう、ピアノの打音にはきっちりとアタック感が感じ取れるようになりました。 またバイオリンコンチェルトに限っては豊かで潤いのある響きが生まれてきます、本物の生きた楽器の音色に近いものが出てきました。またソプラノもどこまでもリニアーに伸びきりヒステリックさは全くありません。 |
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案の定今回のRK-BWは大成功です!。今日のところはこれで終えることにして、ひとまず文句の無い出来栄えに自信を深めました。 |
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