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アルファロメオ

　「これはいい！・・・」。

　Alfa147に試乗して私が発した第一声です。

　自分の身体が思い通りになる・・・10代の時の感覚です。

　色がAlfa Red でしたから、

　いっそうそう感じたのでしょう。

　「イヤ～！これには参りました」。

　面白くも何でもない、

　必要以上によく出来た車が多い世の中にあって、

　このAlfa147は実にワクワクします。

　私の愛車である貴婦人のような感覚のシトロエンも素晴らしいけど、

　アルファロメオはもう一つ楽しい気分にさせてくれます。

　この両者の感覚は紛れもなくラテンの血なんでしょう。

　自分の気持ちに素直にレスポンスする手足のような感じです。


　10年程前にFIATのティーポに乗っていましたが、

　その味付けは今思うにエグザンティアと147の中間にあります。

　自分と違うよろいをかぶって生きている人達を多く見かけますが、

　やはり、「自分は自分なんだ！」という「素が一番です」。

　そのこと自体が生きているって言うことでしょう。

　147は自我の意識の強い自分を改めて再認識させられる羽目になりました。

　このフィーリングは当分私の身体の中に居座り続けそうです。

　気持ち的には完全に衝動買いモードなのですが、

　年内に東京に試聴室を出すのにいくらお金が有っても足りない時ですから、

　「これ頂戴！」と言えないのが凄く残念です。・・・・が？

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