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その24 「BIG JAZZのメスをJBLメトロゴンの脚に」


メトロゴンにBIG JAZZが何とか使えないかという、T.Wさんの新しい試みです。

 現在、スピーカーの4本の脚の下に敷いている【黒檀】に替わって、今後素晴らしいJazzを奏でてくれるであろう念願の【PB-BIG JAZZ】が明日の午後に到着します。【PB-BIG JAZZ】は『メス』側のみの使用となります。

 現在使用中の【黒檀】も非常に良い音を響かせてくれています。音の重心が下がり、ふわっとした音場感も大変素晴らしい。

 【PB-BIG JAZZ】がどれだけこの【黒檀】を越える事ができるのか?期待で胸が一杯です。

 今夜はなかなか眠れそうにありません。

スピーカーの脚の下に敷いている黒檀

 約束通り、昼過ぎに【PB-BIG JAZZ】が届きました。 『メスだけの場合でも、Aの刻印の方向を合わせてください。』との親切なメッセージが添えられていました。

 『うちの奥さん』と二人で200kg近くはありそうなメトロゴンを持ち上げて、【黒檀】と【PB-BIG JAZZ】の交換をしなければなりません。交換途中では『持ち上げるぞ!準備はOKか?』、『ああ、向こうがずれたわ!』などと大声の出し合い、交換後は汗だくで手足がわなわな震えていました。『うちの奥さん』によると、メトロゴンのインシュレーターの交換は前回で懲りていて、今回の出来事には恐怖さえ感じていたようです。 その上、Aの刻印の方向まで合わせなくてはなりません。

 私は交換の後、『うちの奥さん』のマッサージで何とか生き返ったようです。 風呂上りにはインドメタシン配合の筋肉鎮痛剤まで塗る始末です!もう若くはないのだなぁとしみじみ感慨にふけりました。

PB-BIG JAZZに交換後

PB-BIG JAZZ全景

 肝心の音は、聴いた瞬間にも判断できるぐらいの効果がありました。音の彫が深くなり、音に立体感が出てきました。高域のシンバルは元々芯があり、厚みもありましたが『シュワ〜ン』という響きが綺麗に乗り、目の前で実物が叩かれているような錯覚にまで陥りそうです。 ピアノはコロコロとよく転がり、低弦の音がとってもリアルです。スピーカーの周りの空気が綺麗になったように感じられて、これはまさにエアコンのよく効いた部屋の空気感に似ています。

 低域のベースやバスドラの分離もよく、図太い低音とはこういうものなんだ!と自分で一人納得しています。

 音楽が、Jazzが生き生きと鳴り響いている感じです。

 ところで、過去にマルチ・アンプで鳴らしていた時のウーハー用パワー・アンプは600W(片チャンネル)でした。現在はシングル・アンプでたったの7W(片チャンネル)です。それなのに、現在の方が比べものにならないぐらい低音の量感もあり、ウーハーをぐっと鷲掴みにしてちゃんと制 動しているように感じるのはどうしてなのでしょう?各種ケーブルやインシュレーターもその時とはずいぶん替わっていますが不思議でなりません。(マルチ・アンプを使いこなせなかったと言われればその通りです。)

 技術の進歩とは、コストの削減にしか生きていないように感じる今日この頃です。(^_^;)

 これから1週間、1ヶ月と時間が経つと馴染んで、ますます良くなっていくのでしょう。ありがたい事です。


T.Wさんはご自分のホームページを持っておられますので興味のある方は訪ねてみてください。
http://www2.odn.ne.jp/jazz-audio/index.htm

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