トップ情報気になるオーディオ家訪問>ヒノオーディオ

ヒノオーディオ


 ヒノオーディオさんへ1年ぶり位に訪問です。朝の開店時で皆さん掃除をしておられるところでした。表に社長がおられたので挨拶し、近々この近辺で試聴室を開きたいと相談しますと、どうぞ上の方へといって案内されますとそこはヒノさんの店の3階のサンオーディオさんでした。コーヒーの出前を取ってくださり、色々とこの界隈の事を教えてくれましたので大体の相場を掴むことが出来大変参考になりました。

1階の路面店では管球アンプを中心とした品揃え

 地の利を生かして往来のお客さんを取り込むべきか、あるいは、マンションを借りて、住まいの中に試聴室を設け、ハッキリとした目的意識を持ったお客さんだけに絞り込んだ方法を取るべきか迷う所ではあります。

管球アンプのお店の2、3軒離れた所にはアンティークの掘り出し物が沢山あります。

 その後、ビンテージ物を置いてある地下に案内され、色々と聴かせていただき当時の物はそれなりに魅力ある音を改めて教えてくれました。一番ビックリしたのはタンノイのHPD用にフィックスドエッジのコーン紙を独自に開発しておられることでした。私もいつかはと思ってHPDの初期のものを持っていたのですがウレタンエッジがその内ダメになるからと思い安く手放してしまいました。このコーン紙さえあれば持っていたのにと悔しい思いです。

アンティークショップの地下にビンテージの試聴室があります。

 オートグラフのエンクロージャーも自店で開発され、スカンジナビアの樺材の合板でこしらえていますので豊かで魅力的な響きをしていました。それにしても驚くことなかれパラゴンの箱までも復活させてしまったのですから、70歳を裕に越えたヒノさんのエネルギーは凄いものです。

ヒノオーディオのオリジナル箱に入れた、歴代の銘機ユニットが甦って魅力ある音で鳴っています。

 ご本人曰く、あと20センチのダブルコーンシングルユニットを完成させたら、僕の仕事は終わりにしようと思っています、と仰る。年内には完成予定だそうですから、私にとってはそれが一番の楽しみです!。グッドマンのアキシオム80を超える物を作りたいとのことです。


back