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プロの音楽家のシステムをクリニック(Dynaudio Special 25)



 A&Vvillage誌に「音のカラクリ」を連載して20回を迎えました。その記念無料クリニックにお申し込み下さったのは、ご主人がギタリストで、奥さんが歌手です。今回はそんなプロの音楽家のお宅にクリニックにお伺いしました。B5、2ページ分の文字数でお願いしたのですが、以下のような理由で膨大な感想レポートを頂戴しました。今までに頂いた物の中では一番の情報量です。

 A&Vvillage誌には1/3にまとめて下さったのですが、そのリアルなレポートを省略するのはあまりにももったいないと思い、このお客様訪問のページには原文のまま掲載させて頂く事としました。


  商品に関して

 ----- Original Message -----
 From: K.O
 To: info@rosenkranz-jp.com
 Sent: Sunday, October 02, 2005 9:51 PM
 Subject: クリニックリポートの件


 カイザーサウンド有限会社御中 貝崎社長様

 栃木県足利市のK.Oです。

 昨日はお疲れのところおそくまでご教授を頂き、ありがとうございました。例のクリニックレポートの件ですが、私なりに感じた物を綴ったたところ、とでも2,000〜3,000字では受けたクリニックの印象と、過程、感謝の念や感動を収めることなど出来ませんでした。

 書きづづられていることは私の感じた全てですが、適当に抜粋して頂いて構いません。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんが、とりあえず目を通して頂けませんでしょうか?勝手なことばかり申し上げて誠に申しわけありませんが、何卒宜しくお願い致します。


 【クリニック開始前の依頼文と状況説明】
 
 ● 現状

 今回のクリニックをお願いするにあたり、まず私のシステムと問題点をお伝え致します。ご参照下さい。

 アンプ(プリメイン型):SANSUI AU-07 Anniversary Model
 CD&DAC:Nakamichi DORAGON CD & DORAGON DAC
 スピーカー:Dynaudio Special 25

 他にもアナログプレーヤー、MD、カセットデッキ等がありますが音楽を聴く上でのメインシステムは上記の通りです。アンプは購入当時、海外のセパレートアンプに手を出すことを臆していたため山水の最後の記念モデルを選びました。

 CDは Nakamichi の大変ユニークなチェンジャータイプのプレーヤーですが、当時の中道仁郎氏の防振設計とデジタル臭くないマスターテープのような音が気に入り、現在も愛機となっております。以前使用していたDynaudioのコンター1.3との相性もなかなか良かったように思います。


 スピーカーは貝崎社長に以前ご相談を持ちかけるきっかけとなった、DynaudioのSpecial 25です。先にも書いた通り、以前はDynaudioのコンター1.3を鳴らしておりましたが、現在はその時の設定を基に若干のチューニングを施してSpecial 25を乗せております。しかし今だ私の望むレベルには至っておりません。

 また、システムが個の主張のままで調和がとれていないようにも感じます。まだまだこんな物じゃないだろう…と思うのです。コンター1.3とSpecial 25の明確な違いが今一つ音に現れておらず、とても歯がゆい思いをしております。これをモンスターケーブルのスピーカーケーブルでアンプに繋いでいます。システムラックはADKでスピーカースタンドはAcoustic ReviveのRSS‐602です。


 理想とする音

 私の理想とする音は演奏者や歌い手の息遣いや気配が感じ取れるような実態感のある《音楽》です。刺激的で重箱の隅を無理やり見せびらかすような《音》は望みません。仕事柄、生楽器の音を耳にすることが多いため、楽器は楽器らしく鳴り、アンサンブルとしての調和のとれた《音楽》と《気配》がスピーカーを通して欲しいのです。(収録時のノイズや付帯音とは違います。)よく聴くソースはピアノやギター等のソロ演奏や小編成のヴォーカルユニット物、稀にフルオーケストラのクラッシックやAOR、フュージョン等です。

 今回のクリニックではまず現状のものが一体どのくらいのレベルまで音楽として蘇生できるかを体感し、その"音のカラクリ"の実態を出来るだけ解き明かしてみたいと思います。今まで楽器の演奏者として自分のシステムと向き合ってきましたが、オーディオのプロによって引き出されたシステムの本当の姿をまず見てみたいのです。以上が私の現在のシステムとそれが抱えている問題点ならびにクリニックに対する興味のポイントです。


 【クリニックに向けて】

 ●クリニックのメインテーマ【最も少ない予算で最大の効果と音楽を手に入れる】

 クリニックを受けるにあたって、無料クリニックなのになぜお金がかかるのか?と言うことについて最初にお断りしておきます。別に貝崎社長から商品購入を強く勧められたわけではありません。これは私が最初からローゼンクランツの商品に興味があり、その効果と価格によっては是非システムに取り入れたいと申し出たのです。では今回、あらかじめ商品を買うことがわかっていたから無料クリニックを行ったのかと言うと、それも間違いです。

 私は音楽を仕事にしておりますうえに私の妻も歌を仕事にしております。さらに私達は音楽を聴くのにあまり敷居を高くしないでほしい…という願いを持っています。良い音楽を楽しむために高いシステムを組んだうえ、まだ他に高価なアクセサリー類が必要だというのは、リスナーとしては大変悲しいことです。

 ローゼンクランツの製品を非難しているわけではありませんが、そもそも高いお金をかければ良い結果が出て当たり前だと思うので、コストパフォーマンス、コスト・フォー・バリューを意識した本当の音楽への近道を当たり前のように望んでいるだけなのです。たぶん音楽愛好家の大多数の方々はこのような想いでおられるのではないでしょうか?それに加え、今回の主役であるスピーカーはとてつもない能力を秘めています。

 これらのことから貝崎社長は当初、生の音楽と日々触れ合っている我々に対して自ら進んで無料でクリニックを行い、その結果万が一望んだ音が出せなかった場合、カイザーサウンドとして抱えるリスクが大きすぎると感じておられたのです。ただ幸いにも今までご自身で培われてきたノウハウを信じ、今回私共の゛敵地゛で「ある意味最も過酷な無料クリニック」をして下さることになったわけです。


 【クリニック開始】

 ●ノウハウによって出せる音

 さて、いよいよクリニックの開始です。最初にとりかかったのは部屋の響きの癖と建材のチェック。次に音を鳴らしながらアンプのEQを変えて倍音成分の整合性とその特徴の把握を行い、アンプとスピーカーの連係を確認した後ひとまず診断終了。

 この結果を受けてスピーカーをその時点における部屋の最も適した位置へ移動しました。これにより部屋の反響とスピーカーの空気振動に折り合いをつけることが出来たわけです。次に左右のスピーカーを入れ替え、スピーカーケーブルの長さをふたつのスピーカーが同調するように片方だけ短くし、最後に左右のスピーカーケーブルの+・−のHOT/COLDの配線の役割分担を今までと逆にして終了。この結果、左右のスピーカーの方向性が一致しアンプとの連係も完全にシンクロされたまま繋がったのです。

 これだけの作業に費やした時間は約1時間というところでしょうか。どの過程でも音は確実に変化しましたが、スピーカーやケーブルの入れ替えの根拠となった部屋の建材のチェックと響きの癖を見抜いたうえで倍音成分の整合性を把握することなど、実際に作業を目の当たりにしても素人が見よう見真似で身につけられるものではないことをすぐに悟りました。これらの作業で腕一本による無料クリニックはほぼ終わりを迎えましたが、これでとりあえずシステムのチームワークは結束され、音楽の流れにバランスのとれた道筋が出来あがったのです。


 潜在能力の開花への道筋

 ここまでの過程で現状のシステムで音楽を蘇生できるレベルはほぼ確認することが出来ました。これからは限られた予算でいかにして最大の効果を得るかというテーマに臨みます。このテーマに対して一番重要となるのは、組まれているシステムのなかで高い潜在能力を秘めたまま引き出されずにいる機器は何なのかを見極めることです。私の場合はもちろん、オーディオで悩んでおられる大半の方々も同様にそのポイントは恐らくスピーカーでしょう。

 なぜならスピーカーの発生する振動が、それ自体だけでなくシステム全てに多大な影響を及ぼすからです。その上、スピーカーの能力が高ければ高いほどより多くの空気を振るわせ、ますます出音を濁らせてしまうのです。この場合においては限られた予算をどこに投入するかはおのずと決まってきます。


 スピーカーの設置場所の盲点

 今回のクリニックを受けるまで私がずっと勘違いしていた点は、スピーカーの振動対策がきちんと施されていないままのスピーカーで苦労して見つけ出した最良の設置場所に、そのままインシュレータを履かせれば相乗効果で最良の音が出てくるのに違いない…と思っていたことです。

 良く考えればわかることですが、これは大きな間違いです。振動対策がきちんと施されているスピーカーとそうでない物とでは、部屋に影響している空気振動やスピーカーによって伝わる床振動に大きな違いが出ます。このため両者のスピーカーの最良設置ポイントは同じではないのです。


 スピーカーにおける足回りの重要性

 私のSpecial 25は以前、他社のインシュレータとローゼンクランツのPB-COUSIN(H)をスパイク受けに使っておりました。しかし今回のクリニックを受けるにあたり、インシュレータをPB-REXUに、スパイクをスタンド純正の物からSK-42/SK-52.5に変更しました。

 ローゼンクランツの製品に精通している方は『歯と歯茎の構造の物』と『エコブラスの構造の物』の併用は避けたほうが良いのでは…と思われる方もおられるでしょう。私もそのうちの一人でしたが、実際にこの組み合わせの粗が確認できるのはとてつもなく高度のセッティングを施した最後の最後にやっと確認できる程度であり、今回のセッティングに関してはプラスの作用とマイナスの作用を秤にかけた場合、比較にならない程プラスの作用の方が大きいのです。

 さらにスパイクの組み付けに関しても、今回のセッティングは無料クリニックの対象になるので、私自ら行うよりも遥かに完璧な組み付けができました。この結果、元々システムのなかで一番楽器に近い存在であるスピーカーがより完全で安定感のある楽器として生まれ変わったのです。


 システムの基礎体力の向上

 足回りの強化により、やっとSpecial 25の能力の片鱗が見えてきました。この時点でシステムの表現力は格段に向上しています。このあと、予定ではスピーカーケーブルを変えるつもりだったのですが、スピーカーケーブルよりもCDからアンプへのピンケーブルの欠点が顕わになったため、まだ未発表だったMusic Spiritのピンケーブルを急遽、導入することになりました。

 スピーカーの足回りの強化により、今まで解らずに残されていた問題点が最後に浮き彫りにされたのです。これにより音の流れはさらに格段に良くなり、システムの基礎体力の大幅な向上が成し遂げられました。


 仕上げの加速度調整

 こうした過程を経て最終的なスピーカーの適正な設置場所が決められ、高度なスピーカーの調律である加速度調整が仕上げとして施されました。

 今回のメインテーマである【最も少ない予算で最大の効果と音楽を手に入れる】ことが達成されたのです。Special 25はもはや優れた音楽を奏でる楽器同然です。どんな音源であっても即座に反応し、澄んだ音色を出しています。

 それもこれもまず何処に・何を・どの程度施すのか、という明確で適切な判断が必要とされるポイントに無駄なく処置が施されてために、当たり前のように現れた成果なのです。


 流れてきた音楽の姿

 今回のクリニックによって生み出された音を端的に著わすために、妻の感想を引用します。まず、ひとつひとつの音が明確で芯がはっきりしているにも関わらず、きつい音ではないこと。響きに調和がとれていてスピード感があること。そして何より楽器の表現がよりリアルになったことです。

 私はアコースティックギターの演奏家ですが、妻が言うにはギターの弦の並びがそのまま音場表現されていることに一番驚いたと言うのです。ご存知のように演奏中のギター弦の並びは低音弦が上側で、高音弦は下側です。しかし私のSpecial 25のユニット構成は現行のコンターシリーズとは違い、オーソドックスな2Way構成でウーハーはユニットの下部についています。

 一般的にステレオでは左右の定位はPanで、奥行きを含めた遠近感は残響成分の加減で表現されますが、高、中、低の定位は高い音は上から、低い音は下から出て来るのが普通です。しかしそこで表現されている音場はギター本来の姿のまま低音弦が上側から、高音弦は下側から聴こえてきたのです。

 特にライン入力を混ぜずにステレオでマイク録りされた生ギターは、これがはっきりと音場に表現されます。これには本当に頭を後ろから思いきり殴られたように、はっ、とさせられてしまいました。ギターと言う楽器は同じ音程を出すポイントが、弾く弦と押さえるポジションを変えることによっていくつか存在しています。ただしそれぞれの弦の張力が違うため、たとえ同じ音であっても太い弦と細い弦では出てくる音色が異なります。

 今回のセッティングではギターという楽器の、オーディオでもっとも表現しにくい部分をあっさりと浮かび上がらせてしまったのです。


 好みの音場と本来の音場

 今回のクリニックを通してはっきりとわかったことのひとつに、私は無意識のうちに演奏者の立場での音場を求めていたことでした。わかりやすく言うと演奏会があった場合、ステージ場と観客席ではそれぞれの場所において聴こえてくる音は全く違います。私は今までスピーカーの配置を幾分、自分を囲むようにセットし、オーディオでも演奏者の吐息や熱気が最も強く感じられるステージ場での音場再現を無意識のうちに作ってしまっていたのです。

 単純に自分の好きな音楽を聴くだけなら、音場をどう作って楽しもうが問題無いでしょう。「ただ音がきれいに流れて美しく響くだけではダメなんだ! 音に力がこもり演奏者の吐息や熱気が強く感じられない限り満足しない! そもそも楽器の間近の音はこんな音ではないんだ!」と。たとえ元の録音物が幾ら観客席側で聴こえる音を想定して作られたとしても、自分が好きなように音場を作り変えて音楽を楽しめばそれで良いのです。

 しかし私の場合、少し事情が違います。それは私が音楽の聴き手側だけでなく、創り手側でもあるということです。今回のクリニックの後に自分の録音した音源を改めて聴いた時、制作時にヘッドフォンでも確認を取った上でMixした音源が何とも言いようの無い不自然さで聴こえてきたのです。かつてのセッティングはモニターとしては致命的でした。


 葛藤と信じられない驚き

 以上の理由から私は正直言って、クリニックが終わっても物凄いジレンマに苛まれました。モニターとしても完璧で、尚且つ自分にとっても満足できる音は存在し得ないのか、と。もちろんクリニックのなかでの音場作りにおいても、私の好みを反映したセッティングは提供されました。それは間違いの無いことであり、決してカイザーサウンド流の良いとする音を一方的に私のシステムに押し付けたわけではありません。ただ悲しいことにそれまで自分が好きだった音場は、モニターとしては破綻をきたしていたことをまざまざと突きつけられただけなのです。それがわかっているからこそ、私は物凄いジレンマに苛まれたのです。

 しかしこのことは後になって、思わぬ形で信じられない驚きに変わって行ったのです。それはアンプとスピーカーの端子の締め加減を変えたことで、突然私の前に姿を現わしてきたのです。端子のほんの僅かな締め具合で、出てくる音場が全く違うのです!最初はせっかく出来あがった音のバランスを、端子の締め加減を変えたことによって台無しにしてしまったのかと心配しましたが、あとで問い合わせをさせて頂いたところ、この調整によってそれまでのバランスが崩れてしまうことはないことを確認し、一安心すると共にこれは凄いことになった!と感じたのです。自分の腕と感性さえ確かなら、システムの連係や振動に関して破綻をきたすことなく、モニターとしての役割を担ったまま自由に音場をコントロールできるというのです。


 セッティングのプロの存在意義

 このような変化は、いうまでも無くそれまでに施されたプロによる的確な診断とセッティングによってのみ顕になるのです。優れた造り手によって生み出された物は楽器にせよ車にせよ、使い手にも高度な技術を求めます。お金を出せばそれらを所有することは出来ますが、それを手に入れることと使いこなすことは全く違うことです。ただ持っているだけではその能力は発揮されません。

 オーディオもまさにこれと同じです。バランスにおいてもそれらを使いこなす力量に関しても楽器や車の部品と同じで、組み合わせや使い方によっては理想と全くかけ離れた物になってしまうのです。車にたとえればF1のような凄いパワーを積んだ車が、そのパワーを制御しきれないブレーキとタイヤを履いたまま素人によって運転がなされているようなものです。運良くそれに見合ったブレーキとタイヤを揃えても、肝心のドライバーが素人のままでは本来の性能はかなり低い次元でしか発揮できません。それどころか足回りがそのままでエンジンがもっとパワーアップされてしまったら、もう運転するどころではありません。

 プロによるセッティングとは、まずこのバランスの不均衡を整え、それぞれの部品の連係をとったうえでそれらがパフォーマンスの高い次元でも無駄なく再現できるようにすることなのです。システムの個々のポテンシャルが高ければ高い程、この調整は絶対に素人では出来ません。繰り返しますが、F1を素人が訓練せずに運転するのと同じです。所有することに満足し、たまにノロノロ走って悦に入っているだけなら良いのでしょうが…。


 自分のスピーカーを使いこなすために
 
 最終的にバランスの整ったセッティングが出来あがっても、それを鳴らすのは他ならぬオーナー自身です。持っているシステムのポテンシャルが高ければ高いほど、それらの最終調整はよりシビアになります。つまり最後の調整はオーナー自身の感性に大きく依存するため、他のひとだのみでは限界があるのではないでしょうか?

 それまでの様々なセッティングが完全な状態に仕上がっている以上、車でいうならシートの位置ぐらい自分ですべきだと思います。もちろんそれ以外の様々な肝となる調整値はオーナー自身が把握しておくべきではないでしょうか?なにせ車を運転しているのは他ならぬあなた自身で、タクシーやリムジンに乗っているのではないのですから。


 クリニックを終えて

 今回のクリニックは私にとって大変意義の深いものとなりました。感心したり考えさせられたりした点は多くありましたが、そのなかでも一番感じたことは「音楽というのは耳で聴くだけのものではない」ということです。音を聴くうえで耳は確かに重要な器官のひとつですが、音楽は感性や身体全体で受け止めるものなのだ、ということです。耳はその取り入れ口のひとつに過ぎません。感動は身体全体で受け止めるものなのです。

 今回のクリニックによって生み出された音楽は、自分の耳にある程度の自信を持っていた私に対して、身体全体で音楽を受け止めるという感動の原点を、改めて気付かせてくれました。正直、今まで自分は一体何を聴いてきたのかと思わされる程、音楽の聴き方も変わりました。今はとりあえず自分のCD制作に対し、ミキサーからDAコンバーターへの質の良い長めのデジタルケーブルをどうして入手するかということに頭を悩ませております。音楽の造り手として、やはり少しでも良質な物を制作したいという思いがより一層強くなりました。

 最後になってしまいましたが、今回のクリニックの機会を与えてくださったカイザーサウンドの貝崎静雄社長と、実際のクリニックとセッティングをして下さった貝崎浄氏に心から感謝致します。本当にありがとうございました。


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