トップカイザーサウンドオーディオクリニックの旅カイザー試聴室のB&W S805の嫁入り先

カイザー試聴室のB&W S805の嫁入り先



 3年間頑張ってくれた我が子が嫁入り


 カイザーサウンドでは製品開発の為のモニタースピーカーとして、3年間ほどB&W
Signature 805を使っていましたが、ローゼンクランツブランドのスピーカー(カーディナルシリーズ)が完成しましたので、その役割りが入れ替わる事になりました。

 カイザーでの勤めを終えたS805にも新たな活躍場所が見つかり、杉並区のYさん宅の新築完成と同時にお嫁に貰われて行きました。今回は予算の総枠だけを与えられ、プランニングからセッティングまでの全てを任された格好でお引き受けしました。

 スピーカーとパートナーを組むのは、一時期カイザーサウンド東京試聴室で活躍したPA01とDV-30sです。どちらも特別モディファイをしておりますので、オリジナルの荒っぽい音とは大違いです。


 特にDV-30sはエソテリック特有の剛直さなどは皆無で、魅力的で流麗なミュージックを奏でます。とてもエソテリックの音とは思えないと聞いた誰もが驚く代物です。


 こだわりのスタンドとラック


 振動系と伝送系の両輪が一体となるようにプランしました。特にオーディオラックとスピーカースタンドは、ハードメイプルにて振動の減衰時間を揃えると同時に音色を統一しております。

 特にスピーカースタンドは、S805の持っている力が最大限生きるように専用に設計しましたので、この上ない音が出るのもすべてはこのスタンドあってものです。


 また、組み上げに関しても、セッティングに関しても、すべて私自身の加速度組み立てですから、統一性が図られていて特別の中の特別であります。


 用意したケーブルを並べてみると、緑、赤、紫、オレンジといった風に実にカラフルなので我ながらちょっとビックリです。


 手の内を知った機器なので楽にセッティング


 いつもの仕事は各人各様に組まれたシステムを診断し、改善に導いて行くといった流れですが、今回は久しぶりにスタートからのトータルプランニングでしたので、音が読めているので本当にやり易かったです。


 どこに問題があって、何故こうする必要があるのかといったクリニック的な内容や理由の説明等何一つする必要もなく、セッティングはあっという間に完了しました。

 設計の段階から内装材にも関与させて頂きました。その一つの無垢木のフローリングと接するのは、エコブラス製のスパイクと、スパイク受けインシュレーターBASIEです。見るからに美しく安定したセッティングです。

 ----- Original Message -----
 From: Y.Y
 To: <info@rosenkranz-jp.com>
 Sent: Friday, August 17, 2007 9:30 AM
 Subject: Re:有難うございました 明細書


 こんにちはY.Yです

 この度は、本当にお世話になりました。毎日素晴らしい音に感動しきりです。表現出来ないほどの喜びです。自分の中でこれほど感動したのも久しぶりの事で、この音と一緒に暮らしていけるかと思うと、さらに喜びも沸いてきました。本当にありがとうございました。


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