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RK-BW・・・その13 「ヤスケンの編集長日記!」より。 |
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Online Bookstore BK1 の編集長をされている安原 顕さんの4月29日の日記より抜粋させて頂きました。 ヤスケンの編集長日記!(2002年1月〜4月) 4月29日(月)休日 晴 ジャーン! 今日は俺の誕生日だ。63歳になった。「文句あっか」という感じである。 「朝カル」小説教室の受講生一同より、ピンク色の素敵な「ミルトニア」の鉢植えを贈られる。続いて旬報社の佐川祥子さんからも薔薇の花束が。松本泉さんからはバースデイ・カードだ。うーん、涙チョチョ切れた。有難し! 午後、家人と一緒に、歩いて上野文化会館小ホールへ。 北沢図書出版の北沢恵美子さんもメンバーの一人、「アンサンブル・サクラ」のコンサートに招かれたからだ。 北沢恵美子さんは、神保町の洋書屋さん北沢書店のお嬢さんで、斎藤亮一写真集『ゆるやかなとき』なども刊行してしまう才人なのだ。 演奏曲目は、
3人ともなかなか巧いので感心する。 ここで休憩になったので、後半は聴かずに失礼する。 というのは、午後4時に広島のローゼンクランツの貝崎さんが来ることになっているからだ。家人が軽く何か食べたいというが、店を探すがすべて超満員。 そこで穴場の西洋美術館内のレストランへ。家人はステーキ定食、小生はハヤシライスとコーヒー。 4時近くになったので、タクシーで帰宅。 貝崎さんと、田中博久さん(車のデザイナー)、小澤隆久さん(医大を出て、医者の試験の準備中)、ジョナサンで待っていた。 貝崎さんはなぜ来たのか。 英国のスピーカーB&Wノーチラス801、802専用のインシュレーター(スピーカーの下の敷くもの。型番はRK/BW)を開発したとかで、新玉川温泉から戻ると、インシュレーターが届いていた。 彼はこれまでにも、オーディオ機器の下に敷くインシュレーターを幾つか開発、その中の一つは寺島靖国さんも愛用しているが、これって1ケ、2万8千円もするのだ。寺島さんは、それらに凹の穴を付けたものの方がよりジャズ向きの音がすると言っていたが、結局は凹の穴を付けたものと付けぬものと、半々で使ったら、彼好みの音になったとか。 3人に、早速、小生宅(鳥小屋)に来てもらう。 B&W801は1本、130キロもあるので、3人掛りでないとスピーカーを前に倒し、底にインシュレーターを取り付けられぬのだ。慣れた三人は、あっという間に取り付け完了。 取り付ける前に、小生宅の「音」を聴いてもらったところ、3人とも「こんな良い音でB&Wノーチラス801を鳴らしているのは安原さんだけですよ」と、絶賛してくれる。 「801の38センチウーファーは重いので、これだけスピーディに反応し、しかも、音がまったくボコつかないことにも驚いた。また、どんなソースも完璧に鳴る。いやあ、801の潜在能力って、凄いんだなあ。ようやく真価が分かりましたよ」とも。 さて、取り付け後の「音」はどうだったか。 音の抜けと、見通しがさらに良くなり、中高域も輝いて聴こえる。 ぼくは樫本大進の弾く、プロコフィエフ『ヴァイオリン・ソナタ第2番』第2楽章を試聴、3秒で「買う! 買う!」とわめく。 このインシュレーター、スピーカーの前方に2ケ、後ろに1ケ、計3ケ付けるので、左右で計6ケ必要なのだ。値段は6ケ「ワンセット」で20万円である。1ケ3万円強ね。 B&Wノーチラス801は、モニター・スピーカーとして世界中のスタジオでも使われている。そのため移動しやすいように、底に4ケのキャスターが付いているが、家庭用の場合は不要でもあり、これが「音」を劣化させてもいる。そこでぼくは、買って間もなく代理店のマランツに電話をし、801専用のインシュレーター(アルミ製)を買い(8ケで3万7千円)、『レコ芸』編集部田中モトヒロ、『ステレオ』編集部コレヒサ両君をわずらわせ、これを底に取り付けてもらい、これまでは、その状態で聴いていたのだ。 しかし、ローゼンクランツRK/B&Wの「音」に比べると、これは駄目と判明した。 代理店のマランツは、今後801や802を買うお客に訊き、もし希望者がいたら先にRK/B&Wを取り付けてから発送してはどうだろう。 なお、ローゼンクランツの内容及びコンセプトについての詳細を知りたい向きは、ホームページ www.rosenkranz-jp.comに詳しいので、こちらをどうぞ。 終わって、ジョナサンで食事。3人は、寺島靖国宅に行くというので、午後9時に別れる。 今日、届いた本は、 ・藤本和子『リチャード・ブローティガン』(新潮社・2000円)期待して読んだが、作品解説が多く、ちょっと食い足りなかった。 |
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