トップ情報ケーブルRGBケーブル試聴体験レポートコンテストバランスの崩れた音も最適なバランスにしてしまう

バランスの崩れた音も最適なバランスにしてしまう



 ----- Original Message -----
 From: "S.I"
 To: <info@rosenkranz-jp.com>
 Sent: Sunday, March 20, 2005 7:26 PM
 Subject: 試聴レポート
 
 カイザーサウンド有限会社
 貝崎様

  お世話になります、I.Sと申します。今回、スピーカーケーブルSP-RGB1を貸していただきありがとうございます。1週間お借りしまして存分に使わせていただきましたので、モニターレポートをお送りいたします。非常に勝手ながら、私なりのテストを行いました。今回テストで私が使用しました機器は

 CDプレーヤー:フリップスLHH-300
 メインアンプ:自作真空管アンプ(STC CV5112+WE300B トランスドライブ)
 スピーカー:自作マルチダクトフルレンジ1発(ユニット:Fostex F220A、55リッター)


 視聴ソフト:ヨー・ヨー・マ、小野リサ

 真空管アンプは足なし、足の種類etcで音が変わりますので、それぞれの場合にスピーカーケーブルSP-RGB1がどのような再生をするのか試しました。足と真空管アンプの音の傾向は以下の通りです。
  1. 足なし;音は太く感じるが、上からつぶれたような音。サ行の音が強調される。
  2. ゴム足;低音が強調される。少々、まろやかな音になる。
  3. プラスチック足;プラスチックを指ではじいたような音が乗る。少し硬い音。
  4.  PB-BABY(E)U;音のエネルギー、分離も良く、奥行きも良く再現される。

 上記の場合にスピーカーケーブルSP-RGB1を使用すると下記のような結果となりました。
  1. 足なし+ SP-RGB1;何とCPB−BABY(E)Uをアンプのスペーサーに使用した場合と同様の音になった。奥行きも再現されるし、サ行の音が強調されることもない。
  2. ゴム足+ SP-RGB1;何とこの場合もCPB−BABY(E)Uと同様の音の傾向になった。
    相変わらず低音が強調される傾向はあるが、以前と全く違う。
  3. プラスチック足+ SP-RGB1;やはりこの場合もCPB−BABY(E)Uと同様の音の傾向。
  4. PB-BABY(E)U+ SP-RGB1

 正直言ってかつてこのアンプでは再現できたことのない生々しい音。しかも奥行感まで も完璧に再現している。女性ボーカルも眼前に本人がいるよう、ギターの弦を指でこする音の何とリアルなことか。ヨー・ヨー・マのチェロも、彼の息づかい、弦が弓をこする音など、身震いするほどよく再現される。

 上記結果から分かるように、スピーカーケーブルSP-RGB1は少々バランスの崩れた音が入力されてきてもケーブル自体で音を最適なバランスに補正してしまうのではないかと感じました。バランスの崩れた音を最適なバランスに補正してしまうケーブルなど、この世に存在するとも思っていませんでしたし、できるとも思っていませんでした。何とすばらしい、考え方によっては何と恐ろしいケーブルでしょう。ということはスピーカーケーブルSP-RGB3は一体どんな力を持っているのか、一度でいいから、体験してみたいと思ってしまいます。今回のような貴重な体験をする機会を与えていただきましたカイザーサウンド様に感謝いたします。ありがとうございました。


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