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私にとってのオーディオ/ルネッサンス



銀 賞

 ----- Original Message -----
 From: Y.H
 To: info@rosenkranz-jp.com
 Sent: Monday, April 04, 2005 11:05 PM
 Subject: SP-GGB1届きました
 
 今日、SP-RGB1届きました。まず、一番最初に感じたことは、「ありがとうございました。」の一言です。包みを開けてビックリしました。私の機器に合わせて端末処理までしていただいているとは。フルオーダーの世界です。ホームシアターからオーディオの世界に入った私にとっては、今までで一番高いスピーカーケーブルですが、手間を考えると、とんでもなく安いケーブルです。お客だけでなく、製品(作品?)に対する想いを感じました。

 早速ですが、使ってみた感想です。本来エージングを全く行っていない状況で失礼かと思いましたが、言いたくてしかたありませんでしたので失礼します。まず初めて鳴らしてみた印象は、「ものすごく普通の音」でした。これは私流の表現で、どういう事かといいますと、リアルというか当たり前の音、でオーディオ的なリアルでなく、自然に聞いている身の回りのいつもの音(表現がへたですみません)という感じで、それまでは美音系の音作りしてましたので、普通、人の声や楽器ってこういう音だったよなあ、ぐらいでしたが、この普通さが後でとんでもない事になる前触れでした。

 私にとって一番音楽に夢中だったのは、今も昔も他の人達みんなほぼ同じだと思いますが、小〜高校ぐらい、十代の頃でアイドル全盛期(昭和4〜50年代)でTVに夢中でした。当然レコードも買いました。が、私がオーディオにハマル事はありませんでした。たしかにステレオの音は綺麗ですし、オケも歌手の歌い方も丁寧なのですが、何かが違う、テレビのスタジオの生放送で、イベントで、コンサートで聞く楽しさや興奮はあまり感じられませんでした。(映像の有無もあるんでしょうが)

 つまらない前置き長くなりましたが、今エージングのつもりで懐かしの曲のオムニバスを鳴らしていたところ、昔、好きな曲なのにレコードに入っているのを聞くとツマラナイと感じていた曲なのに、何故か昔の興奮が少し蘇ってきました。なんか歌い方も演奏の仕方も少し違うような気がします。細かい事はどうでもいいのかましれません、リアルタイムで歌ってくれているような気になりました。ついついいっしょに歌っていました。こういうのって楽しいですよね、(近所迷惑ですが)もともと音楽を楽しむってこういうものかなあと思ったりもしました。

 ちょっと昔の気分にもどって気持ちいいです。このケーブル私にとってはオーディオ/ルネッサンスになってしまいました。歌いながら聞いていますので製品のリポートになっていません。申し訳ありません。でも楽しい想いさせていただきました。これはこれとして、今現在のオーディオの楽しみ方もやっぱり好きなのでエージング後、また考えて生きたいと思います。


 ----- Original Message -----
 From: Y.H
 To: info@rosenkranz-jp.com
 Sent: Tuesday, April 26, 2005 10:43 PM
 Subject: SP-RGB1その後

 貝崎様こんにちは。

 先日はRGB1を繋いで直後の興奮状態でしたので、その後の感想です。聞けば聞くほど素晴らしいケーブルです。私はオーディオ歴3〜4年の初心者なので他のローゼンクランツのユーザーの方々のようなすごい知識も耳もありませんが、私なりに感じた事を述べたいと思います。

 まずこのケーブルの自然な音と楽器やボーカリストの微妙な距離感や位置関係の表現力はどこから来るのか、じっくり聞き込んでみました。何気なく聞くと、あまり情報量を感じないのですが、じつは非常に情報量は多いのです。RGB1は情報量の多さを全く誇示しないケーブルだと感じました。

 では他の情報量の多いケーブルと何が違うのか?と考えた時、例えとして、食塩水を思い出しました。(へんな例えですみません。小学校の理科の記憶かも)水に食塩を加えながら混ぜると、ある一定の量で溶けなくなり、溶けきらない食塩の粒が水の中を漂います。

 この状態を一般的に情報量を誇示するケーブル。と考えると、RGB1はこれに熱を加えかき混ぜて完全に溶かして、無色透明になった状態だと考えます。つまり多くの情報が一つになり完全に調和しているのだと感じました。

 さらにこれにプラスして、エネルギーの強弱の表現力です。打楽器の音は、まるで空気の塊が顔にめがけて飛んでくるようですし、私の耳のレベルでさえ演奏者の力加減を感じ取る事が出来るのですから、歌声は鳥肌もんです。

 以上の事は、私の素人考えであり私の知識と感覚での想像に過ぎないですが、こういう事を考えるのも楽しいので許してください。でもこれらの要素やその他私には発見できないような事も多数あって、今まで平面的に感じたCDですらライブのような感覚で楽しめたのだと思います。でもまだこの上のクラスがあるんですよねえ、いつか使ってみたいです。

 それと私、PB-BABYを持っているのですが、ローゼンクランツのインシュレーターと併用した時の音にビックリ。音の密度感が一気に増して驚きました。最初は重心が下がりすぎて、ちょっと重苦しい感がありましたが、2〜3日鳴らしているうちに開放的な音になってきました。

 実は、パソコンを始めたのは1年ぐらい前で、ローゼンクランツのインシュレーターが木製のボードでないと合わないことを知らず、御影石の上で使用したため、いいんだけどちょっとキンキンするので、金属製の物は好みじゃないなと、ずっと眠っていました。

 なんと勿体無い事をしたのかとショックでした。そのおかげで新たな迷いが生まれました。次はスピーカーアタッチメントをと思っていたのですが、PB-JRUも欲しくなり、どちらにするべきか(最終的には両方とも導入しますが)、そう次々と簡単には買えないので迷っているところです。


 本当に安くて良い物を作っていただきありがとうございます。

 Y.H


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