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JBL4344Mk2にGIANT BASEを装着



 GIANT BASEの構想を最初にお話した方がY.S様でした。当初2〜3ヶ月もあれば完成するだろうと読んでいたのですが、恥ずかしいことに完成までに1年半もかかってしまったのです。ですから、イの一番にY.S様宅へ納品にお伺いしました。

 GIANT BASEの試聴データーは、ローゼンクランツ東京試聴室のカーディナルスピーカーだけでしたので、大型スピーカーでどんな音の変化が起こるのか大いなる興味がありました。

 このスピーカースタンドの脚にはGIANT BASEが凄くよく似合います。見た目のサイズもピッタリです。装着した瞬間からもう既になんともいえないオーラを発しています。

 

 Y.Sさんはロックを中心に聴かれますので、特にエレキベースの鳴り方にはこだわりがあり、オーディオ的な音質向上もさることながら、音楽のノリに大変敏感です。しかし、4344Mk2でそのグルーブ感を出すには本当に難しいんです。

 箱に残る付帯音が主たる原因ですが、今回のGIANT BASE導入後の音の変化は情報量、エネルギー感共に50%方アップしました。それも激変しました。わずかにウーハーとミッドバス間でちょっとバランスを崩したようです。

 どこの部分で調整するかは幾通りかの方法がありますが、前回アッテネーター部分はバッチリ調整したので、今回はさわりたくないのが正直なところです。

 スピーカーケーブルの交換もあるでしょうが、大幅な予算増になるので今回はお勧めできません。

 物の交換による調整よりも技術によるバランス取りが一番歓迎されるはずと思い、スピーカーの加速度組み立てで解決を図るようにしました。ユニットのエネルギーの方向管理を除いたネジの配置換えとトルクコントロールです。

 これは音程が狂った時のピアノの調律とまったく同じ原理です。ピアノの調整に測定器を使わないのと同じように、当社の場合はすべて耳で調整します。


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